れすとらん海音おすすめレポート

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トパテンさん

40代後半/男性・投稿日：2008/01/08

ランチ | 来店シーン：デート

松島湾を眺めながら、結婚記念日を祝う。

私たちの車は６月の田園風景が広がる道路から、
小さな看板を頼りに雑木林が並んでいる海岸方向への細い道を選択します。
曲がりくねった道を少し登るように走っていくと、小高い丘にある駐車場に着きました。
お昼にはもう少し時間があり、れすとらんも開いていなかったのでぶらり周辺を散策。
残念ながらここ駐車場からは、下方に広がる松島湾の風景が木々のカーテンに隠れ隙間から少し見える程度でした。
木々の間には藤の花が水を含んだようにぽっちゃりと沢山ぶら下がっていて、
ときおり顔を出す太陽の光に触れてそのきれいな薄紫がとても魅力的に見えました。

しばらくするとお品書きの書いたメニュー台が入り口の門の前に現れ、
私たちはお店の方に促されるように暖簾をくぐりました。
そして手作り風の階段を慎重に下りていくと、、、
目の前にキラキラと輝く松島湾と雰囲気ある小島達が彩る素敵な景色が広がりました。
いままで何度も松島に来ていましたが、この風景はまさにプライベート空間のようで特別な日に相応しいものだと思いました。
れすとらんも隠れ家的で、とても贅沢な気分になりました。

そして中に入ると、私たちはスムーズに個室へ招かれました。
そこは二人にしては意外と広めでゆったりとした和室です。
障子を開けると、そこにはさきほど見た素敵な景色がありました。

私は車を運転しないので、お銚子に入った地酒を注文しました。
妻は料理をメインに楽しむつもりでしょう。
予約で頼んでいたのは、ちょっと奮発しての昼懐石というメニューです。
私はお酒を彼女に注いでもらいながらゆっくりと会席料理を味わうことにしました。

次々と運ばれてくる料理は、地元松島の食材をメインに新鮮さと味わい深さのバランスが良く、
盛り付けも非常によく考えられて洗練されたものでした。
中でも前半に出てきた６点盛りなどは、味や食感や素材感がいろいろあってとても美味しく楽しめました。
それと季節のある期間でしか食べれない貴重な逸品、「紫うに」はもう絶品でした。
そのほかにも炭火焼やご飯やデザートなどが続き、とうとう私たち二人はお腹いっぱいでギブアップしてしまいました。（笑）
いままで懐石料理を食べて、こんなに胃が膨らんだのは初めてです。

最後のデザートを申し訳なかったのですが少し残し、炭火焼は包んで持ち帰るようにしました。

２時間弱でしょうか、、、。
素晴らしいお料理に舌鼓しながら、私たちは子供の話やこれまでのこと、これからのことなどを時を忘れて会話しました。
私の妻は、この美味しい料理と素敵な雰囲気を大変喜んでくれました。

そして、私が毎年企画する結婚記念日恒例の昼食会は大成功に終わったのでした。。。