調査・研究データ
2024年8月フード系時給平均(3大都市圏)は1,150円(前月比±0円)
2024.09.13
先月同様過去2番目の高水準。ファストフードは2カ月連続で大幅にマイナス
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘)の調査研究機関の「ジョブズリサーチセンター(JBRC)(https://jbrc.recruit.co.jp/)」提供。求人情報メディア『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より 2024年8月のフード系アルバイト・パートの3大都市圏平均時給をご紹介(毎月更新されます)。3大都市圏平均は1,150円。前月1,150円、前年1,115円(2022年5月より拡大新集計)との比較では前月比±0円、前年同月比+35円(増減率+3.1%)。今月は2カ月連続で過去2番目の高水準であった。このところ上昇傾向だったファストフードは7月が前月比▲18円、8月が前月比▲33円と2カ月連続で大幅な下落したが、ホールスタッフや調理・コック・板前の職種小分類では前月を上回り、全体では高水準を維持した。前年比の伸び率は、3大都市圏平均の前年比(+2.9%)を上回る伸び率が続いている。ジョブスリサーチセンターによると、「フード系」では、人材が不足しがちな時間帯の募集を強化するため、7~8時などの勤務に早朝手当を支給する求人や、接客対応ができる外国人の採用を強化するため、必要とする日本語レベルを記載する求人、即戦力となる経験者を採用するために、賃金を上乗せする求人などさまざまな工夫が見られたとのこと。なお、2021年6月度から、3圏域以外も含む都道府県別・職種別の時給データの公開も始まった(図表の下部にリンクがございます)。
稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員
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