トレンド・コラム
飲んだ後の〆シーンが変化した?糖質制限ブームの影響か、時代は“〆カフェ”
2019.02.26
“〆カフェ”派が増え、炭水化物が減少
「ホットペッパーグルメ外食総研」の最新調査で、飲んだ後に食べたい「〆グルメ」のトップは「アイスクリーム」。2016年12月に実施した同ランキングで1位だった「お茶漬け」は3位に。同2位だった「ラーメン」は今回も2位でしたが、「うどん」(前回4位)や「おにぎり」(前回5位)など炭水化物メニューは順位を落としました。「アイスクリーム」を支持する理由としては「口がさっぱりするから」が目立ちました。4位の「コーヒー・紅茶」の支持理由にも「さっぱりする」「口直しになる」が挙がっています。〆シーンは変化し、飲んだ後はアイスクリームやコーヒーなどカフェメニューでしめる“〆カフェ”派が増えていることが分かりました。
食べたい「〆グルメ」ランキング2019 〆に求めるものは「クールダウン」
飲んだ後の「〆グルメ」はどんな場? という質問に対する回答は、「クールダウンができる場」がトップ。飲み会から帰宅するまでのステップとして、ゆっくり静かに過ごしたい人が多いことが分かりました。飲み会の勢いそのままに盛り上がることを求めている人は、全体の2割にも満たない結果となりました。
食のプロが語る!「〆グルメ」最前線
「〆グルメ」は多様化しています。この背景には〆を楽しめる業態のバラエティーが増えたことがあります。ラーメンやお茶漬けなどは引き続き人気ですが、昨今の糖質制限ブームの影響もあり、「〆に炭水化物を食べなくなった」「鍋の最後の〆を食べなくなった」という人も多く見られます。そんな中、注目は“〆カフェ“。アイスクリームやケーキ、札幌発祥の〆パフェなどが人気です。春の宴会シーズンは、帰宅前に人気のスイーツ店に行列が…そんなシーンも見られるかも?
飲んだ後、ひっそり静かに〆カフェが楽しめるお店
“ICECREAM BAR LiQumu” -リキューム青山通り店-【東京都・渋谷区】
濃厚なアイスクリーム「クレミア」が楽しめるお店。アイスクリームにはリキュールをかけて味わうこともできる。カウンター席、テーブル席、ソファ席のある店内は、ゆっくり落ち着いた雰囲気で、 23時まで営業。
23時までタピオカドリンクが楽しめる。100%オーガニック素材を使用した「ローズタピオカドリンク」(税込650円)が人気。台湾から仕入れたタピオカや、ビタミンCが豊富に含まれた食用のバラを使用している。テイクアウトもできる。
フルーツパフェ(税抜1,200円)やメロンパフェ(税抜1,500円)などフルーツづくしのパフェは、オーダーが入ってからフルーツをカット。フルーツパフェは約10種のフルーツと3種のフルーツシャーベット&バナナアイスクリームが盛られ、ぜいたくな一品。落ち着いた店内は23時まで営業。
24時間オープンしている喫茶店。サイフォン式で一杯ずつ入れるこだわりのコーヒー(税込850円~)が楽しめる。コーヒー・紅茶は全部で75種類。ケーキは生クリームや有機栽培フルーツなど、素材にこだわっている。店内は130席と広いながら多くの本に囲まれて落ち着いた雰囲気。
有木 真理ホットペッパーグルメ外食総研 所長