兵土G剛

大名で評判の料亭が作る“大人のかき氷”とは?【福岡】

博多祇園山笠が終わると、福岡も本格的な夏に突入する。福岡の夏は暑い。かき氷を食べなければやっていられないのだ(日本中どこも一緒だが)。福岡・大名の老舗料亭「稚加榮 本店」でもかき氷が提供されている。社長のかき氷好きが高じて生まれた「大人のか…

バー・カウンターでシャーッ……博多町家の長〜いカウンターで夏にうれしいラーメンを食す【福岡】

博多観光なら、7月上旬~中旬がおすすめ。博多祇園山笠がクライマックスを迎える時期です。その期間はきゅうりを食べない、とかいろいろあるんですけど、それはまたいずれ。その山笠の舞台にもなる冷泉という博多の下町の「再来軒」。ここは博多観光の際にぜ…

ごはんアリ、お土産アリ。 ランチ客にも観光客にもうれしい「福太郎」の明太子パラダイス【福岡】

福岡・博多のナンバーワン名物にして、我が最愛のごはんの友・辛子明太子。もちろんお土産として明太子を売っている店は福岡にいくらでもあるんだけど、明太子でごはんを食べたい、というシンプルな願いに応えてくれるところは意外とない。 そんな訳で、「明…

「決して温めないでください……」!? 徹底して逆をついた、冷やして食べる唐揚げ「努努鶏」とは?【福岡】 

勇気を出して冷やし唐揚げの販売店に潜入 福岡市の南部、桧原・柏原方面から県道49号大野城二丈線を老司四角に向かって走っていると、左手に妙な看板を見かける。 「唐揚げ、冷えてます。」 なぬ? 唐揚げを、食レポ風に言えば「揚げたてのアッツ熱、衣がサ…

福岡のショッピング・マダムご用達。懐かしき「ビクトリア」の釜めし・ソップがけ【福岡・天神】

子どもの頃、親の”お買い物”について行くのはまあまあしんどかった。子どもが楽しめる場所になんて行かないし、永遠くらい長いし。じゃあなぜ行ったのか。それを我慢した先に待っている”美味しいもの”が捨てがたかったのだ。天神・新天町「ビクトリア」にそ…

夜は鴨料理専門店、昼は博多皿うどん専門店。しかしてその実態は【福岡】

博多の鴨料理専門店で大評判の皿うどんを食す 戦国時代の戦火で荒廃した博多を、豊臣秀吉が復興した「太閤町割」の頃の町並みを今に留める博多の下町・上呉服町。 ▲西門通りと東町筋が交差する飲食店の多い一角 そんな一角にある「鴨料理専門店 まりも本店」…

包子専門店のオリジナル肉まん「博多味」の正体は?

福岡にもあった、ご当地肉まん 地球温暖化だなんだって言っている割には、相変わらず寒さ厳しい今日この頃。福岡って九州にあるから暖かいと思われがちだけど、冬はどんより曇った日が多くて北西の季節風が強く、実は結構寒いんです。 そんな季節にあるとう…

フシギ食感! ふわふわトロトロの創作大福がずらり

次郎丸に五郎丸。福岡にある地名だ。三郎丸、四郎丸、十郎丸まであるらしい。一郎はどうした、という質問には答えかねる。知らないもん。五郎丸は福岡市のすぐ隣、那珂川市にあって、「山月堂」という和菓子屋さんがある町。ここの大福は、どうやら飲める大…

まるで小籠包!? 肉汁あふれるひとくち餃子【福岡・平尾】

ひとくちサイズの丸い餃子。果たしてその味は!? 餃子激戦区? の西鉄平尾駅周辺 ひとくち餃子の街・福岡。鉄鍋系カリカリ餃子、蒸し焼き系シットリ餃子、スナック系サクサク餃子など地場チェーンの専門店を中心に、数多くの餃子店が味を競い合っている。な…

毎月1日と15日にだけ現れる謎の「ハトポッポ」の正体は?【福岡・唐人町】

城下町の商店街にある福岡藩主御用達の和菓子店 福岡城の城下町にある唐人町商店街はかつての唐津街道にあたり、古くから賑わってきた商店街だ。 ここにある「加美家」は享保二年(1717年)の創業で、来年300周年になるという福岡藩主黒田家御用達の和菓子の…

大名で評判の料亭が作る、ぜいたく肉まんとは?【福岡】

板前さんから板前さんへ、魚を投げるように渡しながらリレー式にさばいていくスタイルでおなじみだった、福岡・大名「博多料亭 稚加榮」。結納、披露宴などの祝宴にも多く利用されるこちらの料亭がなんと肉まんをメニューに連ねているらしい。いけすで魚が泳…

新天町の老舗「飛うめ」で 親子丼と並ぶ名物・天丼の意外な特徴とは?【福岡】

買い物客で賑わう老舗商店街の老舗そば屋さん 福岡市随一の繁華街・天神の真ん中にあって、昔ながらの商店街の佇まいが残る新天町。空襲で焼け野原になっていた天神に戦後復興で商店街が造られたのは昭和21(1946)年のこと。その翌年に商店街の一角に飲食店…

光の道の参道にある「梅ヶ枝餅」ならぬ「松ヶ枝餅」とは? あのアイドルも食べた名物焼き餅【福岡】

宮地嶽神社といえば、光の道と松ヶ枝餅。宮地嶽神社は福岡県福津市の歴史ある神社です。光の道は宮地嶽神社から海までまっすぐに続く道が夕日に染まる素敵な現象。そして、松ヶ枝餅は宮地嶽神社の門前町で食べられる名物の焼き餅です。松ヶ枝餅の美味しさを…

その発想が欲しかった! 明太子といえばご飯でしょ!【博多】

博多土産のトップに上げられる名物・明太子。 味といい、食感といい、これ以上の“ご飯の友”は他にないと言っても過言ではない。 にも関わらず、お土産として明太子を売っている名店は山ほどあっても、実際にコレでご飯を食べたいと思っても、「明太子+ご飯…

長崎県人御用達! 正統派「長崎ちゃんぽん」のお店 in福岡

エリア西新(福岡) ちゃんぽんって、スープに具材すべてのうま味が溶けだして、本当に美味しい。佐賀や福岡など九州各地にもちゃんぽんはあって、それぞれ美味しいが、本場長崎ももちろん美味しい。今回は福岡・西新「あっちゃん亭」でも、長崎中華街にルー…

博多名物・辛子明太子。何がうまいって、皮がうまい!

ツウ好み、市場の海産物店の手作り明太子 博多名物・辛子明太子。 福岡人のご多聞に漏れず、僕もコレでご飯を食うのが大好きだ。しかし、結構な大人になるまでは明太子の中身の粒だけをほじくり出して、ちょっと気持ちが悪い皮は食べずに残していた。それは…

【閉店】福岡っ子のソウルフード、懐かしの「むっちゃん万十」を大人買い♥

「むっちゃん万十」とは有明海の干潟に住む珍魚、ムツゴロウの形をしたたい焼きのような焼き饅頭。 ムツゴロウのあんが入っているとかいう訳ではなく、創業者(先代社長)が有明海に面した長崎県諫早市の出身で、干拓事業で数が減りつつある有明海のシンボル…

ひとくち餃子の街に新風! 天国に誘う肉汁たっぷり餃子

こんにちは。博多ひとくち餃子大好き、メシ通レポーターのGです。餃子好きに限らず、なんともそそられる名前のお店、見つけました。その名も「肉汁天国」! 「肉汁」と聞いただけでもヨダレが出てくるのに、「天国」ですよ、「天国」! も~、気になって、気…

街の肉料理店、侮り難し!【福岡・平尾】

え? 肉が食べたい?僕も食べたい。旨い肉をがっつり食べたいねぇ。で、何がいいの? 焼肉? すき焼き?福岡だからもつ鍋って手もあるし、たまにはステーキとかハンバーグとか洋食でもいいねぇ。え? 行ってから決める? って、ここは天神や中洲みたいな繁華…

マジ?思いつき?チープそうなB級中華がかなりイケる件【福岡】

福岡市の繁華街・天神と歓楽街・中洲の間にあって、近年小ジャレた飲食店が増えて注目されている春吉エリア。そんな春吉エリアにあって、小ジャレた感じとは程遠い(失礼!)カオス感漂うロックな大衆中華のお店がある。中華料理店、と言うよりは「町のラー…

【閉店】バラエティ餃子のフルコース?「さんあい亭」【福岡】

焼き・茹で・スープで全17種類! 博多の隠れた名物に「ひとくち餃子」があるっていう話は以前にもしたけれど、今回紹介するのは、いろんな種類のバラエティ豊かな餃子を出す、今年で創業21年目になる餃子のお店「さんあい亭」だ。 個性的な飲食店が多い西鉄…

博多うどん以上に博多な「恵味うどん」

出典:まるごと福岡 ちょっと長い前置き (博多のうどんがどんなものかご存じの方は、読み進んでもらって構いませんよ)博多(説明するとそれだけで記事が終わってしまうのだけど、ここでは「福岡」と同義と受け取っていただきたい)はとんこつラーメン一色…

人間の飽くなきチャレンジ精神を刺激する、 中華料理店からの挑戦状!?【福岡】

2011年のJR博多シティ開業以来、博多駅前はイルミネーションですっかり煌びやかになってしまったが、ちょっと奥の通りに入ると、いまだに人通りの少ない意外と静かな通りがある。ここもそんな通りの一つ。禅寺の塀の先に、黒地に血のような赤で書かれた、何…

福岡の「皿うどん」ってどんなうどん?

皿うどんのロシアンルーレット 長崎市出身の僕にとって、「皿うどん」といえばアレ。パリパリに揚げた細麺に具だくさんの餡がかかったやつだ。長崎の実家では、「皿うどん」はお客さんがあったときに出前で食べる大皿料理で、残ってフニャフニャになった“二…

居酒屋以上に居酒屋なうどん店?【博多】

A氏の告白 「『ウエスト』の居酒屋が……」とA氏が言う。A氏はときどき「私たちは宇宙人に監視されているのよ」などとトンデモないことを口にするが、それ以外は物静かで知的な女性だ。 「……使えるのよ」。 「ウエスト」とは福岡の人間なら誰でも知っている…

逆さま!?地球上で2番目にうまい!?気になる看板のラーメン店

場所は福岡市中央区、日赤通りの高砂2丁目の角にちょっと異様な建物がある。 赤と黄色のド派手なカラーリングに、なぜか逆さまの「ラーメン」の文字。保護色のように壁の赤に溶け込みかけているノボリも同様に逆さまの「ラーメン」という念の入れようで、建…

博多名物ひとくち餃子の店で意外な評判の料理

とんこつラーメン、もつ鍋、水炊き、焼鳥など、博多にはいろんな名物がありますが、私が個人的にオススメしたいのは、ずばり餃子。 餃子といっても、ラーメン屋のサイドメニューでよくあるアレでも中華料理店で出てくる皮が厚いもっちもっちのアレでもありま…

梅ヶ枝餅トリビア

天神様こと菅原道真公を祀る太宰府天満宮は、福岡を代表する観光名所の一つ。初詣でや受験シーズンの季節はものすごい数の参拝客でごった返します。 最近は特にアジア系の観光客で賑わっていて、最寄りの西鉄太宰府駅から天満宮へと続く表参道は「△ζ◎ξ%☆?…

本店と変わらぬ旨さを250円で!?激安博多ラーメンの謎に迫る

まだ、消費税が3%だったころ、地元・福岡のタウン情報誌に「500円未満の旨いラーメン」をテーマにコラムを連載していたことがある。 Wスープだの黒ラーメンだの、煮玉子だのとろとろチャーシューだのとラーメンがやたらと豪勢になって、福岡でも600円もする…

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