ソースのジャンクな味とは別次元のウマさ「塩焼きそばパン」のレシピ。具はほんのちょっとでOK【ヤスナリオ】

こんにちは、高円寺メタルめしのヤスナリオです。

サッと作れて美味しい焼きそばは、お店のまかないメシでも定番。少ない具材でも美味しく、食べ飽きないように楽しくアレンジして食べるレシピをいろいろ考えています。

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今回ご紹介したいアレンジは、香ばしく焼いたトーストにのっけた「塩焼きそばパン」。ソース焼きそばとドッグパンを組み合わせたものはおなじみですが、ごま油の風味の効いた塩焼きそばと、トーストした食パン、半熟の目玉焼きもベストマッチなんです!

 

ヤスナリオの「塩焼きそばパン」

材料:1人分

  • 焼きそば麺(蒸し麺) 1玉
  • ピーマン 1個
  • スライスベーコン(ハーフカット) 1枚
  • 食パン(今回は5枚切り) 1枚
  • 卵 1個
  • サラダ油 少量
  • ごま油 小さじ1
  • 水 60ml
  • 鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ2
  • 粗びき黒こしょう 適量

 

作り方

1. まずはフライパンで目玉焼きを焼く。フライパンにサラダ油を少量入れて熱し、卵を割り入れたら、弱火で4~5分焼く。

フタをせずに弱火でじっくり焼くと、黄身が鮮やかな目玉焼きになりますよ。お店でもこの焼き方でお出ししています。

 

2. 目玉焼きを焼いている間に、焼きそば麺は内袋のまま(蒸気が逃げるように袋に少し切り込みを入れて)、電子レンジ600wで1分ほど加熱する。

焼きそば麺はあらかじめレンチンしておくと、炒めるときにほぐしやすいです。

 

3. ピーマンはヘタを落として半分に切り、種をとって縦に1cm幅に切る。ベーコンは1cm幅に切る。食パンはトースターやグリルなどでトーストする。

 

4. 目玉焼きが焼けたら取り出し、空いたフライパンにごま油を入れて中火で熱したら、ベーコン、ピーマンを炒める。

 

5. 2分ほど炒めてベーコン、ピーマンに火が通ったら、焼きそば麺、水を加え、麺がほぐれるまで炒める。

 

6. 焼きそば麺がほぐれたら、鶏がらスープの素を入れてよく混ぜる。

 

7. トーストしておいた食パンに、焼きそばと目玉焼きをのせる。粗びき黒こしょうをふる。

パンにのり切らない焼きそばは、冷蔵しておけばあとで“とりあえずのおつまみ”になりますよ。

 

パタンと折って、ガブッとかぶりつく!

塩焼きそばパンは、目玉焼きも一緒にパタンと折って、ガブッとかぶりつくのがオススメ。あっさり塩味の焼きそばとトーストの香ばしさ、コクうまの半熟目玉焼きで、ソース焼きそばの甘みのあるジャンクな焼きそばパンとはまったく違う、どこか中華おこげのような美味しさです。

 

鶏がらスープの素と一緒にチューブにんにくを入れて、パンチのある塩にんにく焼きそばにするのもあり。ビールのおともに間違いなしですよ。

ここではかろうじてキッチンにあったピーマンとベーコンで作りましたが、ツナ缶、玉ねぎなどお好きな食材で大丈夫ですし、もし何もなければ具なしで作ってしまってもOK。トーストの香ばしさと、半熟の目玉焼きがフォローしてくれるのでバッチリ美味しいです。EAT FAST! EAT HARD! YES! METAL MESHI!

 

昼には売り切れてしまう名店の「卵サンド」。忘れられない味の秘訣は“だし”と米粉だった

週3で食べるほど、このお店の「卵サンド」にハマってしまった

皆さま、こんにちは。突然ですが、最近おいしいパン、食べていますか?

私は食べています! なぜなら。

ありえないほどおいしいパン屋さん「こめいち」に出合ってしまったから……。

このお店には2023年から通い詰めているのですが、特に週に3回は食べるほどハマっているのが「だし巻き卵サンドイッチ」。

 

 

ランチタイムに、夕方のおやつタイムにと、自分の食生活にとって欠かせない存在になりつつあります。小麦粉ではなく米粉を使ったパンなので、中年のおなかにも重くなくて優しい感じなんです(大切)。

というわけで、オーナーの根深(ねぶか)さんに「こめいち」のおいしさの秘訣(ひけつ)とサンドイッチ誕生秘話を聞きに行ってまいりました!

 

高校卒業後、夢だったパン屋さんではなく割烹料理店へ就職

▲“た”とあるのが「だし巻き卵サンドイッチ」(480円)

 

──いつもおいしい「だし巻き卵サンドイッチ」をありがとうございます。

 

根深さん:気に入っていただけたようでなによりです。一番売れるメニューなので、もしも売り切れてしまっていたらすみません。

 

──いつも昼過ぎには売り切れていますよね。他では食べられない味なので、買えたときは「ラッキー!」という感じです。まずはこちらのお店を始めたきっかけから教えてください。

 

根深さん:実は僕、子どもの頃から「将来は絶対にパン屋さんになる」って決めていたんですよ。

 

──ほほう……。

 

根深さん:で、高校を卒業したらすぐにパン屋さんに就職して修業するつもりだったんです。でも、お世話になった先生から「パン屋より料理人になった方が幅広く仕事ができるからどうだ! やってみないか!」と、強く勧められ、断りきれず……。
縁あって、その先生の知り合いの割烹料理店へ就職することになったんです。

 

──本当はパン屋さんになりたかったのに……。

 

▲「こめいち」名物のだしを使った米粉の食パン。もっちりとした米粉のパンからだしのいい香りが漂います

 

根深さん:就職したお店は、親方ひとりでやっている割烹料理店でした。この親方がすごい人で、夜のコースメニューはもちろん、ランチも素晴らしいんです。ちょっとした小皿のポテトサラダも、切り干し大根の煮物も、一つひとつが丁寧で、とにかく凝っていました。そのお店では、コースメニューをすべて作らせてもらえるようになるまで、10年ほど修業しました。

 

「フグ免」を持っているパン屋さん

東京タワーの見える三田通りから一本奥に入ったところにある「こめいち」

 

根深さん:割烹料理店での修業中、いろいろなことにも挑戦して、免許も取得しました。僕、「フグ免」を持ってるんですよ。

 

──「ふぐめん」?

 

根深さん:フグをさばくための免許です。

 

──おお。フグをさばけるパン屋さんなのですね! 和食の技術を持っているパン職人さんとは、珍しいです。

 

根深さん:その後、縁あって大手のパン屋さんに入社して。まずは食パンから始まり、さまざまなパンを作っていきました。やっと小さい頃からの夢がかなって、すごくうれしかったですね。

 

▲「だし巻き卵サンドイッチ」の包み紙を開いたところ

 

──10年越しの夢がかなって、やっとパン屋さんへの転身ができた。

 

根深さん:毎日パンを作っているうちに、自分独自のパンが作りたくなって。和食の修業をしたこともあってか、とにかく、いろいろなパンのアイデアがどんどん湧いてくるんです。でも、そのパン屋さんでのパン作りも楽しい。独立するか、このままこのお店にいるか、だいぶ考えました。
パンの道に入ってから8年。自分がやり切れたのかを知りたくて、あるパンのコンテストに出品することにしたんです。

 

──おお。結果は……。

 

根深さん:そのコンテストでグランプリをいただいて。これならいけるかもと、満を持して独立。「こめいち」を開店しました。そこで割烹料理店修業時代に得た和食の技術を生かして、米粉とだしを使ったパンを提供することにしたんです。

 

──すごくオリジナリティーのあるパンですよね。

 

根深さん:お店をやるからには自分の個性を出したい、他ではまねできないものを作りたい、今までの経験を最大限に生かしたいと考えたんです。小麦粉ではなく米粉を使ったパンにしたのも、だしのような和の素材と相性がいいと思ったから。ただ、満足のいくものができるまでは相当苦労しました。

 

小麦粉を使わず、米粉のパンで作る卵サンド

▲「だし食パン」(1斤 800円、1/2斤 450円)。焼き上がった「だし食パン」。厨房(ちゅうぼう)の中はだしのいい匂いがしていました

 

──納得できる米粉のパンができるまで、試行錯誤されたのですね。

 

根深さん:もちろん小麦粉で作るパンは今までのお店で勉強してきましたが、米粉の食パンは初めて。割烹料理店での経験や、本からの情報などをもとにいちから開発したんです。
米粉の配合から始まって、パンに合わせるためのだしの昆布の種類や分量、ちょうどいい風合いに焼くための発酵時間も微妙に違う。すべてがうまく決まってきれいに焼き上げるまでは、本当に大変でした。

 

──米粉を使ったパンならではの独特の舌触りと風味は、一度食べると忘れられない味ですよね。すぐ売り切れになってしまうのも納得です。

 

根深さん:ウチのパンはすべて、小麦粉を使っていない米粉のパンです。たまたま私の知り合いの何人かがグルテンアレルギーで困っていて、パン屋さんをやるならぜひグルテンフリーのパンも作ってほしいと言われていました。それもこのパンを開発することになった理由の一つですね。

 

▲サンドイッチを開いたところ。内側には「ゆず胡椒マヨネーズ」が塗ってあります。これが卵焼きと抜群の相性!

 

▲切ってみます。もちっとしたパンの質感が食欲をそそります。手が大きいのでサンドイッチが小さく見えますが、けっこうな食べ応えです

 

▲どうですか、この美しさ!

 

和食のいいところを生かした独自のサンドイッチを開発

──さてここで、「だし巻き卵サンドイッチ」のおいしさの秘密についてお聞きしたいです。このサンドイッチ、パンだけでもおいしいし、具材のだし巻き卵も抜群の風味で。サンドイッチにして一緒に食べると、口の中がなんとも至福の世界に……(うっとり)。

 

根深さん:お店の看板メニューですね。利尻昆布とかつお節の本枯節で取っただしを入れた食パンを使っているんです。パンの内側には、ゆず胡椒とマヨネーズを1:4で混ぜ合わせたものを塗っています。

 

──おおお! ものすごく素材にこだわったパンとソース。もと割烹料理人ならではの繊細な発想ですね。

 

根深さん:だし巻き卵の材料は、サンドイッチ1個あたりで卵は1.5個~1.8個かな。卵液は裏ごししています。和食屋さんではおなじみの銅のフライパンを使って、1個ずつ作ったものを挟んで完成です。

 

▲熱伝導効率のいい、銅の卵焼き器を愛用しています

 

▲丁寧に、かつ美しく焼いていきます

 

▲ふっくらと焼き上がりました。完成です

 

▲おいしい卵焼きができましたよ!

 

──それにしても、手が込んだサンドイッチですね。こんなんおいしいに決まってます。

 

根深さん:そうなんです。だからまとめて大量には作れないんです。

 

▲だしのいい匂いが! このままあら熱を取ります

 

▲米粉の食パンに「ゆず胡椒マヨネーズ」を塗って、卵焼きを挟んだら、出来上がり!

 

▲これを……

 

▲包んだら、“た”と書いて、ショーケースへ

 

──「こめいち」は私のような地元のファンだけでなく、お昼時には近所で働く人もたくさん並んでますよね。先ほどの男性は「社内の人の分」と言って8個も買っていかれてました。なぜ港区に?

 

根深さん:生まれ育った地域に貢献したくて。僕、ずっと港区なんです。大都会ですが、ぽっかり広がる昔ながらの住宅地も多い。そういうところが好きです。

 

 

──そうなんですよ。意外と古い街並みが残っています。東京タワーが近いこの辺りは、外国の人も多いですよね。

 

根深さん:外国の方もよく来てくれます。気に入ってもらえるとうれしいですね。ビーガンメニューがあるので、それ目当てに通ってくださる方も多いです。もちろん小麦アレルギーのある方やお子さんにも、パンにかぶりつく喜びを味わってもらいたいです。

 

食パンに和食材をのせた「惣菜パン」シリーズも絶品

▲「まいたけ」(250円)

豆乳チーズと相性抜群の惣菜パン「まいたけ」。素材の味をダイレクトに楽しめます。 

 

──米粉の食パンに和の具材がのった「惣菜パンシリーズ」も大好きで、特にこの「まいたけ」のファンです。まいたけ、ホワイトソース、米粉の食パンの相性が良すぎてたまらないんですが、これ、ビーガンメニューなんですね。

 

根深さん:「まいたけ」は下にホワイトソースが敷いてありますが、これ、豆乳バターと豆乳、ビーガンチーズを使っているんです。コクがあっておいしいですよね。

 

──これも一度食べると忘れられない味です。今日は「だし巻き卵サンドイッチ」「まいたけ」「たまねぎ」「ねぎみそ」「切り干し大根」「フレンチトースト」を買うことにします!

 

根深さん:わかりました。

 

▲「たまねぎ」(250円)

優しい甘みとピリッとした辛味が米粉の食パンとマッチ。

 

▲「ねぎみそ」(280円)

長ねぎ+みそ+豆乳チーズ。やみつきになる一枚。

 

▲「切り干し大根」(270円)

さつま揚げ入りでコクのある一枚。

 

▲「フレンチトースト」(300円)

ほどよい甘さでランチの後にぴったりの一枚!

 

──今日はいろいろとすてきなお話をありがとうございました! また買いにきます。

 

根深さん:こちらこそありがとうございました!

 

お店情報

こめいち

住所:東京都港区芝3-14-11
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜日、月曜日、祝日

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甘じょっぱくてビールがすすむ「台湾風 豚たまトーストサンド」をフライパン1つで焼くレシピ

こんにちは! ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。

家でできるベトナムご飯、アジアご飯のレシピや調味料、食文化に関する情報を発信している僕が今日紹介したいのは、食事にもビールのおともにもぴったり、台湾風のトーストサンドです。

台湾では、トーストサンドはカフェや屋台の朝メシの定番。具材は甘いものからしょっぱい系までバリエーション豊かで、ちょっと甘めの台湾のマヨネーズやピーナッツバターを使ってコクを出すのがポイントです。

今回はそんな台湾のトーストサンドをイメージして、オイスターソースと五香粉で下味をつけた豚こま肉を香ばしく焼き、卵焼き、マヨネーズと一緒にトーストにはさみました。

スパイス香る豚肉とマヨネーズ、香ばしいトーストの組み合わせは、朝メシはもちろん、ビール片手に食べるのにもぴったりですよ! それでは作り方です。

 

Ki Yamamotoの「台湾風 豚たまトーストサンド」

【材料】(1人分)

  • 食パン(8枚切り) 2枚
  • 豚こま肉 100g
  • 卵 1個
  • きゅうり(2~3mmの厚さに切る) 6枚
  • マヨネーズ 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ2
  • オイスターソース 小さじ2
  • サラダ油 小さじ2
  • 砂糖 小さじ2
  • 五香粉 小さじ1/6
  • 塩 ひとつまみ

 

作り方

1. ボウルなどに豚こま肉を入れ、しょうゆ、オイスターソース、砂糖、五香粉を加えたら、よく混ぜて下味をつけます。

肉は大きければ食べやすく3~4cmに切ってください。

 

2. 卵は割りほぐし、塩を入れて混ぜこちらも下味をつけます。

 

3. フライパンに食パンをのせたら中火で熱し、うっすら焦げ目がつくまで片面1~2分ずつ、両面焼きます。もう1枚も同様に焼き、取り出します。

 

4. 食パンを焼いたフライパンにサラダ油を引いたら中火で熱し、割りほぐしておいた卵を流し入れて広げます。

最初は触らずに、フチがモコモコと盛り上がってきたらフライ返しなどでひっくり返して両面焼きます。焼けたら取り出します。

 

5. 卵を焼いたフライパンを中火で熱し、次は下味をつけた豚こま肉を入れて広げます。こちらも卵と同様にそのまま触らずに焼き、肉の色が7割ほど変わってきたらひっくり返して、裏面を1分ほど焼いて火を通します。

 

よく焼いて肉に焼き色をつけ、うま味と香ばしさをプラスします。

 

6. トーストを1枚おき、薄切りきゅうりを3枚並べたら、卵焼き、残りのきゅうりの順にのせます。その上に、焼いた豚こま肉を厚さが均等になるように全体に広げてのせ、マヨネーズをかけます。

 

7. もう1枚のトーストをのせ、軽く押して全体をなじませたら、包丁で半分に切って完成です。

 

香ばしく焼けた豚肉がたっぷり!

カリッと焼けたトーストを具材ごと噛みしめると、まずは卵のやさしい甘さがフワッと広がり、続いて豚肉のパワフルな味わいがやってきます。肉のうま味と甘じょっぱいたれ、そして五香粉の甘い香りが1つになって、これはウマい! ビールにもよく合いますよ。

マヨネーズのクリーミーな感じもトーストによくなじみますね。そして、少し厚めに切ったきゅうりのさっぱり&カリカリ感がいいアクセントになって、気づけばあっという間に完食。大満足のトーストサンドでした。

 

ちなみに、このトーストサンドはアウトドアで作って食べるのにもぴったり。トーストは炭火で焼くと外はカリッと、中はふんわり美味しく仕上がりますよ。

フライパン1つでできるボリューム満点のトーストサンド。豚肉も卵焼きもはさんで、ガッツリ召し上がってくださいね。それでは、また次の記事で会いましょう!

 

モチモチのパンに肉とチーズを詰め込んだキューバサンドで、本場のモヒートを流し込まないか?

サンドイッチ、ハンバーガー、イングリッシュマフィン、ホットドッグ……。パンで具を挟んだ料理は大体食べ尽くしてきたと思っていたのですが、恥ずかしながら最近になって初めて食べて、衝撃を受けたものがあります。それが、キャンプをしたときに友人が作ってくれた「キューバサンド」です。

キューバサンドとは、細長いバゲットのようなパンに、プルドポークやチーズなどの具を挟んでプレスした料理のこと。キューバ系移民がアメリカで広めたといわれています。とあるロードムービーがきっかけで日本でも話題となり、キャンプ飯として取り上げられたり、専門店がオープンしたりと、ジワジワと知名度を高めているようです。

そんなことを調べているうちに、本格的なキューバサンドを食べてみたくなりました。どうやら、東京上野に本場のキューバサンドを味わえるお店があるようです。百聞は一見にしかずということで、早速行ってきました!

外はカリッ、中はモッチモチのパンに、ぎっしりと詰まったプルドポークがクセになる!

上野駅から徒歩数分、落ち着いた雰囲気の路地にあるのが、キューバサンド専門店「CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野店」です。

▲キューバの美しい海岸のような、ターコイズブルーの外観が目印

キューバ出身のオーナーがオープンしたお店で、キューバ人が作る本格的なキューバサンドを提供しているようです。もともとテイクアウトをメインに営業していたそうですが、現在は店内にもイートイン用のカウンターと椅子があり、外のベンチで食べることもできます。

プルドポークを使った、看板メニューの「エル・クバーノ」を注文してみました。

▲エル・クバーノ レギュラー(980円) ※ハーフは550円

バターを塗って表面をカリッと焼き上げたパンの断面から、たっぷりの具が顔をのぞかせています。「エル・クバーノ」の具はプルドポーク、ハム、チーズ、マヨネーズ、マスタード。ぎっしりと敷き詰められていて、持ち上げると重みを感じます。

思いっ切りかぶりついてみると、まず驚いたのがパンのフワフワ感! 見た目の焼き上がり具合からハードな食感を予想していたのですが、中は程よくモチモチで、絶妙なかみ応えがあります。そこにホロホロにほぐれたプルドポークと溶けたチーズが絡み合い、とにかく食感がずっと心地いい(笑)。

プルドポークはしっかりとした塩気の中にほんのり甘みがあり、スパイスの香りも感じられます。チーズと合わさってパンチはきいていますが、プルドポークがそれほど脂っぽくないので、意外とサクサク食べられます。マヨネーズの酸味やマスタードの辛み、バターのリッチな香りやハムの柔らかい食感との相性もバッチリです。

キューバで食べていた“故郷の味”を再現

こちらがオーナーのロベルト・ミロ・ルアセスさん。料理のこだわりやお店のコンセプトを聞いてみました。

 

──キューバサンド、食べ応えがあってとってもおいしいです! プルドポークの作り方など、料理のこだわりを話せる範囲で教えてください。

ロベルトさん(以下、敬称略)一番のこだわりは、やっぱり肉ですね。お店で開発したオリジナルのモホソースにブロック肉を漬け込み、時間をかけてホロホロのプルドポークに仕上げています。この柔らかさが、パンの食感とマッチしてクセになるんです。

 

──そうそう、パンの食感も絶妙ですよね。

ロベルト:はい、パンもお店専用に作ってもらっています。キューバで食べていたパンの味を再現したくて、いろんなパンを探し求めてようやくたどり着きました。フランスパンでも作れますが、冷めると硬くなりますよね。アゴが疲れちゃうのは良くないからね(笑)。うちはオーダーをいただいてから焼き上げるので、出来たて、アツアツを楽しめますし、パンが硬すぎないので冷めてもおいしく食べられますよ。

 

──焼き方のコツはありますか?

ロベルト:パンにバターを塗り、ホットサンドメーカーでプレスしながら焼いています。おいしく作るコツは、プレスしすぎないこと。パンのふんわりした感じや、プルドポークのホロホロとした食感を残しています。

▲ホットサンドメーカーを使用。一度にレギュラー6本を焼ける。忙しいときは2台を稼働させることもあるのだそう

──具は意外とシンプルですよね。キューバサンドはアメリカに移住したキューバ人が作ったものだと聞いています。お店で出しているのはアメリカで食べられているキューバサンドに近いイメージですか?

ロベルト:いえ、アメリカのキューバサンドは肉だけでなく野菜もたっぷりと入れるスタイルが主流なんです。でも、私が小さいころにキューバで食べていたのはもっと質素なもので、学校から帰ってきたときに食べるおやつのような位置付けでした。決してぜいたくなものではないけれど、とにかくパンや肉のおいしさ、独特の食感がずっと記憶に残っていました。その故郷の味を再現したかったので、具はなるべくシンプルにしています。お好みでピクルスやアボカドペーストなどをトッピングすることもできますよ。

 

──なるほど、キューバで食べていた味を再現しているんですね。「エル・クバーノ」以外にもおすすめメニューはありますか?

ロベルト:メインの具はプルドポークのほかに、プルドビーフやプルドチキン、エビがあります。それぞれの具に合わせてモホソースを変えているので、同じキューバサンドでも味の違いが楽しめます。

 

──それは試してみたいです!

ロベルト:ドリンクもおすすめですよ。特に有機キューバコーヒー豆を使用した「キューバーコーヒー」と、本場の味わいを再現した「本場キューバ・モヒート」はぜひ味わってほしいですね。

▲キューバコーヒー ホット/アイス(各300円) ロベルトさんのイラストが描かれたオリジナルカップで提供

──お酒好きとしては、「本場キューバ・モヒート」が気になります。何が違うんですか?

ロベルト:イエルバブエナというキューバ産の有機ハーブをたっぷりと入れています。日本のモヒートに使われることが多いスペアミントよりも香りが豊かで、ハーブの力強さが感じられます。もちろん、ラム酒もキューバ産。これが本場の組み合わせですね。

▲イエルバブエナの葉

▲本場キューバ・モヒート(700円) イエルバブエナのたくましいハーブ感が、ラム酒や砂糖の甘みを引き立てる。ソーダの炭酸と合わさり、爽快感のある一品。キューバサンドとの相性も最高!

コロナ禍のテイクアウト需要に応えてオープン。初日から大盛況に

──お店のことも教えてください。そもそも、ロベルトさんはいつ日本に来たのでしょうか?

ロベルト:もう20年以上前になります。もともとはダンサーとして来日したんです。

 

──ダンサーだったのですか!

ロベルト:そうなんです。日本ではずっとダンスの先生をしていたのですが、年を取ってもやり続けられる仕事ではないので、次のステップとして、もう一つの夢だった自分のお店を持つことにしたのです。最初はバーを開き、そのあと2012年ごろにキューバ料理専門レストランを赤坂にオープンしました。

 

──そのお店でもキューバサンドを出していたのですか?

ロベルト:はい、メニューにはありました。ただ、当時は日本で知っている人はほとんどいませんでしたね。大きなターニングポイントになったのは、2014年ごろです。キューバサンドをテーマにしたロードムービーのプロデューサーが来日したとき、うちのお店で食べたキューバサンドを絶賛してくれたんです。それがきっかけで、映画のプロモーションでうちのキューバサンドを使ってくれたり、フードトラックを一緒に作ったりしました。

 

──そうだったんですね! その映画をきっかけに、日本でもキューバサンドを知っている人が増えたそうですね。

ロベルト:そうそう、テレビや雑誌の取材もけっこう来てくれて、そこからキューバサンドが日本に少しずつ広まっていきました。

 

──このお店をオープンしたのはいつですか?

ロベルト:2020年です。コロナ禍で赤坂のお店をどうしようかと考えていたとき、キューバサンドはテイクアウトとの相性が良いのではないかと思い付いて、キューバサンドの専門店としてオープンしたんです。

 

──オープン後の反響はどうでしたか?

ロベルト:初日から私たちも驚くほど、たくさんの人が来てくれました。毎日繁盛して、開店後1時間で売り切れになることも。どれだけパンを作らないといけないの? って、スタッフ一同でうれしい悲鳴を上げていました。

 

──それは良かったですね! お店作りで大切にしていることはありますか?

ロベルト:まるでキューバの家に遊びに来たかのように、お客さんに楽しさや温かみを感じてもらうことを大切にしています。キューバの料理にこだわるだけでなく、スタッフもみんなキューバ人、BGMもキューバの音楽を流しています。

──キューバ人のお客さんも来ますか?

ロベルト:はい、しょっちゅう来ますよ(笑)。「そうそう、この味だよ」って小さいころに食べていたキューバサンドの味を思い出してくれますね。アメリカ人もよく来るけれど、アメリカで食べていたキューバサンドと少し違うから、それはそれで新鮮みたい。「アメリカで食べていたものよりおいしいよ」って言ってもらえることもあって、それはすごくうれしいですね。やっぱり、お客さんにおいしいと言ってもらえて、また来てもらえるのが一番です。

 

──すてきですね。今後やりたいことや、ロベルトさんの次の夢を教えてください!

ロベルト:私の大きな夢は、全国にキューバサンドのお店を出すことです。まだまだキューバサンドを知らない人もたくさんいると思うので、北海道から沖縄まで日本全国にその魅力を届けていきたいですね。

 

──壮大な夢ですね! 楽しみにしています!

明るく朗らかなロベルトさんが提供する本場のキューバサンド、ぜひ味わってみてください。上野恩賜公園が近いので、キューバサンドとモヒートを買ってお花見や散歩を楽しむのもおすすめです!

店舗情報

CUBAN SANDWICH & DELI AHINAMA 上野

住所:東京都台東区東上野3-23-5 新井ビル1F
電話番号:03-6284-4547
営業時間:月曜日〜金曜日 11:30〜17:00、土曜日 12:00〜18:00、日曜祝日 12:00〜17:00
※キューバサンドが無くなり次第クローズ。
定休日:不定休
※都合により、早じまいや臨時休業することもあります。HPX(Twitter)、Instagramをご確認ください。

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【チキンスパイスカレーパン】「揚げたて方式」の絶品カレーパンをぜひ食べてほしい

生涯ベストなカレーパンに出会いました

そんなわけで、私はこれまで数々のカレーパンを食べ歩いてきました。

王道カレーパンだけでなく、ヘルシー系の焼きカレーパン、趣向を凝らしたオリジナルカレーパンなどなど。

まあ、基本的にカレーパンはカレーパンである以上、どれも甲乙つけがたい魅力にあふれた逸品ばかりではありました。

が、しかし。

私は出会ってしまいました。私がこれまで食べてきた中でもっともおいしいと思う、生涯ベストなカレーパンに!

 

そのマイ・ベスト・カレーパンを提供するお店がこちら。

店名はブーランジュリ シマ(Boulangerie Shima)、通称「しまぱん」。

東京・三軒茶屋駅からテクテク歩いて徒歩15分ほどのところにあり、2024年の2月で創業17周年を迎えた地元密着型のパン屋さんです。

 

店内にはおいしそうなパンたちがズラリ。

食パンやバゲットなどのシンプルな食事パン、アイデア満載の総菜パン、おやつに最適なスイーツ系のパンなどなど、思わず目移りしてしまいます。

だがしかし。たくさんのパンが並んだ棚を見渡しても、カレーパンの列は存在しません。いったいカレーパンはどこにあるのかというと……。

 

いました、カレーパン!

しかし、ここに掲げられているのは「見本」の二文字。

そう、しまぱんのカレーパンは注文するとその場で揚げてもらえる「揚げたて方式」

つまり、いつでもアツアツサクサクというわけです。これだけでも控えめに言って素晴らしすぎますよね。

さらに、このカレーパンは、日本カレーパン協会主催の第1回カレーパングランプリで東日本揚げカレーパン部門グランプリを受賞するほどの逸品。

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実は私が推すまでもなく高い評価を得ているしまぱんのチキンスパイスカレーパンなのですが、はたしてどんなカレーパンなのか、じっくりお伝えしたいと思います。

 

絶品すぎるチキンスパイスカレーがたっぷりのカレーパン

▲チキンスパイスカレーパン(352円)

 

はい、きましたー。これぞ私が選ぶ最強のカレーパン。

本当に揚げたてです。薄めの衣とパン生地の中に、たっぷりのカレーが包まれております。……これは明らかに、視覚だけでもうまいやつ。

どれだけぎっしり中身が詰まっているのかを見てもらいたかったので、今回は特別にカレーパンをカットしてもらいました。

 

では、実食。アツアツのまま、ひと口かじれば、じゅわっとした油とパンとカレーが混然一体に……。はっきり言って至福です。

そして何より、具材であるチキンスパイスカレーのクオリティーがとんでもないんですよ。鼻腔をくすぐるスパイスの深い香り、その風味が染みこんだ柔らかなチキン、そして複雑なうま味。

「えっ、これがパン屋さんのつくるカレーなの……?」と思わずうなってしまいたくなるほど本格的な、スパイスカレー専門店とも渡り合えるレベルのカレーです。

そんなスパイスカレーを包み込むパン生地のおいしさは言わずもがな。なぜ、こんなにも印象的なカレーを生み出すことができるのか……?

 

その秘密を探るべく、しまぱんのオーナーシェフである島健太さんにインタビューを決行しました。

 

しまぱんの「チキンスパイスカレーパン」開発秘話

──しまぱんの看板メニューであるチキンスパイスカレーパン。いつ頃から提供されているのでしょうか?

 

島健太さん(以下、島さん):うちは2024年の2月に17周年を迎えたのですが、チキンスパイスカレーパンを販売し始めたのは12年前からなんです。オープン当初はひよこ豆のキーマカレーをのせた焼きカレーパンをつくっていました。

 

──最初はチキンスパイスカレーパンではなかったのですね。

 

島さん:その頃はまったくスパイスに詳しくなかったんですよ。オープンして3年目くらいに、ある著名なカレー研究家さんの取材を受けて意気投合し、研究会に呼んでもらうようになったことがスパイスカレーとの本格的な出会いです。
そこで食べたスパイスを使った料理の数々には心から衝撃を受けました。「自分のカレーは、全然カレーじゃないぞ」と。そこからしまぱんのカレーパンを見直すことにしたんです。

 

──具体的にどのような見直しを図ったのですか?

 

島さん:そのカレー研究家さんの本に書いてあるレシピをつくりまくり、日々スパイスの勉強と研究を重ねました。そのうち「スパイスを使ったカレーパンをつくってみたい」という気持ちが湧き上がり、同時に「やっぱり揚げカレーパンが一番おいしい」とも再認識しました。焼きカレーパンの販売はその時にいったんストップしています。

 

──それまで焼きカレーパンに絞っていたのは、何かこだわりがあったのですか?

 

島さん:ぶっちゃけてしまうと、パンの工房で揚げ物をすることがそんなに好きじゃなくて(笑)。でも、私が高校生の時に通学途中にあったパン屋さんで、開店直前に買わせてもらっていた揚げたてのカレーパンのおいしさが忘れられなかったんですよね。

 

──思い出の味ですね。

 

島さん:だからスパイスカレーでカレーパンをつくるのであれば、お客さんにもあの感動を味わってもらおうと思ったんです。新しいしまぱんのカレーパンを生み出すために、それから2年くらい研究を続けました。「スパイスカレー」と「揚げたて」の二本柱での研究の日々でしたね。その間うちでは一切カレーパンを出していません。

 

──試行錯誤の末にようやく完成したチキンスパイスカレーパン。どんなスパイスが使われているのでしょうか。

 

島さん:ホールスパイスは、クミン・クローブ・カルダモン・シナモン・マスタードシード。パウダースパイスはターメリック・パプリカ・コリアンダー・ブラックペッパーです。とはいえ、今のスパイスカレーは初期のものとはまるで違っていますよ。常にブラッシュアップはし続けています。

 

「スパイスカレーを使ったカレーパン」をもっと普及させたい

──まだ到達していない理想のチキンスパイスカレーパンがあるということでしょうか?

 

島さん:いえ。それはすでに完成しています。でも、うちのカレーパンは「カレーに遊ばれているカレーパン」なんです。なので、「いつ来ても同じ味ではない楽しさ」があってもいいのかな、と。トマトの味が強い日もあれば、少しクリームっぽい日もあったり……。

 

──へえ。毎日微妙に味が違うんですね。

 

島さん:でも、それはちょっとずつの変化なので、きっと毎日通ってくれているお客さんはわからないんじゃないかな。半年ぶりくらいに来たお客さんだと「あれ? 前とちょっと違うかも」と気が付くと思います(笑)。

 

──しまぱんではレギュラーのカレーパンの他に、月替わりで週末限定のカレーパンが出ていたり、たまにカレー弁当やビリヤニ弁当が出ていたり、普通のパン屋さんにはとどまらない幅広いメニューづくりをしていますね。

 

島さん:スパイスの研究を今でも続けているので、限定メニューについてはその一環でもあります。でも、純粋に私は料理が好きなんですよ。正直、コストもかかりますが自分がおいしいと思うものをみんなに食べてもらいたいんです。

 

──今後の目標はありますか?

 

島さん:揚げたてのスパイスカレーパンをつくるパン屋さんをもっと増やすことですね。うち以外でやっているところって、実はほとんどないんですよ。

 

──同業のライバルが増えてもまったく気になりませんか?

 

島さん:むしろ、スパイスカレーパンの存在がもっとパン業界に広がってほしいくらいです!

 

──ありがとうございました!

 

しまぱんのカレーパンは、島さんのスパイス研究とともに、これからも進化を続けていくはずです。

取材終了後、チキンスパイスカレーパンをもう一つ注文し、再び揚げたてを頬張りました。

この日2個目のそれも、やっぱり絶品でした。

 

お店情報

ブーランジュリ シマ(Boulangerie Shima)

住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-45-7-103
電話番号:03-3422-4040
営業時間:9:00~19:00(木曜日〜日曜日)
定休日:月、火、水曜日

www.hotpepper.jp

 

ご飯がつなぎ。焼いても肉が縮みにくい「テリヤキ風極厚ハンバーグトーストサンド」卵、パン粉を入れないレシピ【ヤスナリオ】

こんにちは、高円寺メタルめしのヤスナリオです。

今回は、僕のお店でも実際にお出ししているレシピで焼いた分厚いハンバーグを使った「テリヤキ風極厚ハンバーグサンド」をご紹介します。

玉ねぎは炒めず生のままでOK。そして、卵、パン粉は入れずに、つなぎに使うのは冷ましたご飯! ご飯を入れると焼いても肉が縮みにくく、肉汁もジューシーでふっくら分厚いハンバーグになりますよ。

このハンバーグをテリヤキ風に味つけしてこんがり焼いたチーズトーストではさめば、贅沢なトーストサンドの完成です。ご飯入りのハンバーグは冷めてもふっくら美味しいので、春の外メシ、外飲みのおともにもオススメです。

中までしっかり火が通るハンバーグの焼き方もご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。

 

ヤスナリオの「テリヤキ風極厚ハンバーグサンド」

【材料】1人分

  • 合いびき肉(豚ひき肉でもOK) 150g
  • ご飯(冷ましたもの) 50g
  • 玉ねぎ(みじん切りにする) 1/4個(約50g)
  • 塩 小さじ1/2
  • ナツメグ 2つまみ程度
  • 粗びき黒こしょう 適量
  • お湯 適量(フライパンに1/3量程度)
  • 焼肉のたれ(甘口、辛口などお好みの味でOK) 大さじ3
  • 食パン(6枚切り) 2枚
  • ピザ用チーズ、レタス 適量
  • マスタード、トマトケチャップ お好みで

 

作り方

1. ボウルに合いびき肉、玉ねぎ、ご飯、塩、ナツメグ、粗びき黒こしょうを入れ、

 

ヘラなどで練りながらよく混ぜる。

 

粘り気が出て全体がひとまとまりになるまで混ぜる。

 

2. 手にサラダ油(分量外)をつける。1のタネを左右の手でキャッチボールするように4~5回打ち付け空気を抜いてから、手早く2cmくらいの厚さに丸く整える。

焼いたときに割れたり破裂したりしないよう、タネは空気を抜いておきます。また、手の温度でタネが温まるとハンバーグが崩れやすくなり、脂が溶け出してジューシーさもなくなるので、触りすぎないようにします。

 

3. フライパンに2をのせたら、中心を軽く指で押してくぼませ、

 

火を通りやすくして中火にかける。

ひき肉から出る脂で焼きます。こびりつきが気になる場合は、フライパンにサラダ油を少量(分量外)を引いてから焼いてください。

 

4. 3分焼いてしっかり焼き色がついたら裏返し、

 

裏面にも同様に焼き色をつける。

 

5. ハンバーグの高さ1/3くらいまでお湯を注ぐ。

お湯を入れて蒸し焼きにして、焼きすぎることなくできるだけ短時間で中までしっかり火を通します。お湯を使うのも短時間で蒸し上げるためです。そのお湯は、ハンバーグを焼く前に先にフライパンで沸かして計量カップなどに入れておくとフライパン1つで済みます。

 

フタをして、少し火を弱めて中火と弱火の間くらいの火加減にしたら、5分を目安に蒸し焼きにする。

 

6. 5分ほど蒸し焼きにして水分が写真のように少なくなったら、

 

箸で表面を軽く刺し、透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。

ここで赤っぽい肉汁が出てきたら、お湯を少量足してフタを戻し、肉汁が透明になるまで焼きます。

 

7. 焼肉のたれをかけ、

 

たれをハンバーグにかけながら、軽く煮詰めて火を止める。これでテリヤキ風ハンバーグは完成。

 

8. 食パンにピザ用チーズをのせ、食パンに焼き色がつき、チーズが溶けるまでオーブントースターやグリルで焼く。

 

9. 食パンが焼けたらレタス、

 

ハンバーグ、

 

レタスの順にのせて、食パンではさむ。

 

10. ラップで全体を包んでから、

 

包丁で半分に切る。

 

ラップで包んでから切ると崩れにくくキレイに切れますよ。

 

まさしくトーストサンド界最強のアンサンブル!

甘辛ソースがからんだ極厚のテリヤキ風ハンバーグとシャキシャキのレタス、そして、こんがりチーズトースト! トーストサンド界最強のアンサンブルが降臨です。つなぎにご飯が入っているのでボリューム満点、食事としても大満足ですよ。

 

マスタードやトマトケチャップをかけてほおばるとさらにウマさ倍増! ビールを飲みながら食べるのにもぴったりです。トマトやピクルスをはさんだり、マヨネーズをぬったり、チーズを増量したりしてもいいですね。EAT FAST! EAT HARD! YES! METAL MESHI!

 

ご飯をつなぎにして、高たんぱくの鶏むね肉のひき肉を使ったハンバーグもオススメですよ。

www.hotpepper.jp

 

揚げ物っぽいのを食べたい気分を3分で満たしてくれる「魔法のパン粉ふりかけ」は、低背徳でコスパも最強!

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皆さま、こんにちは。ごはん同盟のしらいのりこです。

ごはんのお供レシピシリーズ、今回は満を持して私も大好きな「魔法のパン粉ふりかけ」です。

未体験の方からはパン粉でふりかけ!? パン粉をごはんにかける!? という声が聞こえてきそうですが、そういう先入観はまずは忘れてください。サクサクした食感が良いアクセントとなり、ごはんもどんどんすすむんです(早くも、ここで低背徳がゆらぎますが……笑)。

焼鮭にかければ「鮭(サケ)フライ」、マッシュポテトにかければ「ポテトコロッケ」、チキンソテーにかければ「チキンカツ」にと、なんでも即「フライ」味に変身させてしまうんです。
調理時間もたったの3分。あっという間にできちゃいますので、ぜひ作ってみてください!

「魔法のパン粉ふりかけ」の作り方

材料(作りやすい分量)

パン粉……大さじ6(約18g)

粉チーズ……大さじ2(約12g)

オリーブオイル……大さじ1

にんにく(すりおろし)……少々

ドライパセリ……お好みの分量

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正直なところ、計量はそんなに正確にしなくても大丈夫です。

作り方

3分ほどでできます!

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【1】フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。

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【2】にんにくの香りがたったらパン粉を入れ、1分ほど炒める。

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【3】きつね色になるまで、フライパンを軽くゆすりながら煎る。

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【4】粉チーズを入れ、ひと混ぜしたら火をとめる。

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【5】そのままおいておくと、どんどん焦げていくので早めにとりだして。香りが飛ばないよう、粗熱がとれてからドライパセリを混ぜます。

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完成! 清潔な瓶などに入れて保存してください。常温で2週間ほど保存可能ですが、お早めにお召し上がりを。

「魔法のパン粉ふりかけ」活用術

ごはん×鮭フレーク×魔法のパン粉ふりかけ=鮭フライのっけごはん!?

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炊きたてのごはんに鮭フレーク、そして魔法のパン粉ふりかけ、さらにマヨネーズとソースなんてかけちゃったら鮭フライのっけごはん! しっとりした鮭フレークの食感に、カリッとした魔法のパン粉ふりかけがよく合います。あとから追いかけてくる、マヨネーズとソースのコクもたまりません。

マッシュポテト×魔法のパン粉ふりかけ=ポテトコロッケ!?

f:id:noriko-shirai:20230930154120j:imageマッシュポテトに、魔法のパン粉ふりかけをかけて。それだけで、揚げることなくポテトコロッケの味わいに。カレー粉を入れたら、カレーポテトコロッケに! ポテトのねっとり感とサクッとした魔法のパン粉ふりかけの食感は、ごはんにはもちろん、パンにはさんでもたまらないおいしさです。

チキンソテー×魔法のパン粉ふりかけ=チキンカツ

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鶏肉に塩をふって、フライパンで両面をじっくり焼いたチキンソテー。その仕上げに、魔法のパン粉ふりかけをかけたらまるでチキンカツ! 鶏肉の焼き目の香ばしさと、サクサクの魔法のパン粉ふりかけの食感が相まって、ごはんもお酒もすすむおいしさ。

他にも、焼き鰺(アジ)にかけたら鰺フライ、牡蠣のソテーにかけたら牡蠣フライなど、楽しみ方もいろいろ。もちろんおむすびに混ぜてもおいしいですよ。

ぜひお試しください!

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