ベトナムの屋台メシ「焼きライスペーパー」はビールとの相性も最高 フライパンだけでできる

 

みなさんこんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです。

家でできる簡単アジアご飯レシピ。今回は、ベトナム南部の屋台でよく見かける「焼きライスペーパー」を紹介します。生春巻きを作ったときに余りがちなライスペーパーの活用レシピとしてもおすすめですよ。

焼きライスペーパーは現地ではバインチャンヌンなど呼ばれ、炭火を使ってパリパリに焼き上げたライスペーパーにひき肉、ねぎなどの香味野菜をのせ、折りたたんだもの。それを、家で簡単に作れるようにアレンジしてフライパンで焼いてみました。

ライスペーパーは、焼くと薄いおせんべいのような感じでサクサクに。卵やお肉など具をはさんで食べると、お酒のお供や小腹がすいたときにピッタリです。それでは早速作っていきましょう!

 

Ki Yamamotoの「フライパンで焼きライスペーパー」

【材料】(ライスペーパー1枚分)

  • ライスペーパー 1枚
  • コンビーフ 25g
  • 卵 1個
  • 青ねぎ 2本
  • マーガリン(やわらかくしたバターでもOK) 5g
  • マヨネーズ 5g程度
  • 白いりごま 5g

 

作り方

1. 青ねぎは2mmくらいの幅に切ります。手の力を抜いて、やさしく包丁をスライドさせるとねぎがコロコロ転がらないですよ。今回の包丁仕事はこれでおしまいです。

市販の薬味用のねぎを使ってもOKです。それなら包丁いらずでできますね。

 

2. ボウルに卵を割り入れよく溶きほぐしたら、コンビーフも加え、さっくり混ぜ合わせます。

 

3. 火を点ける前のフライパンにライスペーパーをのせ、

 

マーガリンをスプーンでライスペーパー全体に塗り広げます。

マーガリンを塗るのが現地流(屋台によっては入れないところもあるようですが)。油っ気があるとライスペーパーがカリッと焼き上がります。やわらかくしたバターでもOKです。

 

4. 弱火で熱して、マーガリンが溶けて透きとおってきたら、

 

2をライスペーパーの上に流し入れ、スプーンで全体に広げます。

 

5. そのまま弱火で2分ほど加熱し、表面の卵が固まり始めたら、青ねぎ、白いりごまを全体に散らし、

 

マヨネーズをかけます。

 

6. ライスペーパーを半分に折りたたみ、フライパンに押し付けながら、両面を1分ずつ焼いて軽く焦げ目を付けます。こうばしい香りがしてきたら完成。

 

7. お皿に盛り付けます。今回は食べやすい大きさに切りました。切らずに、屋台メシ気分で紙で巻いたりはさんだりしてもいいですね。

 

ビールとの相性も抜群!

もともとは屋台メシですから、手づかみで食べるのがおすすめ。熱々をパクリと食べると、カリカリに焼けたライスペーパーとコンビーフの塩気、そして、マーガリンのジューシーでジャンク感ある香りが一気に広がって最高です。チリソースを付けて食べもいい感じです。

ビールとの相性も抜群! ビールがマヨネーズやマーガリンの油をスッと流してくれるので、食べては飲み、食べては飲みで無限ループできそうです。

具材はお好みで。味の濃いものがよく合うので、コンビーフの代わりにハムや、砂糖としょうゆで甘辛く味付けて炒めたひき肉などでも美味しいですよ。

ひと口食べて目を閉じれば、そこはまるでベトナムの屋台。バイクのクラクションが今にも聞こえてきそう……。そんな雰囲気を味わえる焼きライスペーパーです。手軽にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。それではまたお会いしましょう!

 

作った人:キー山本

ベトナム料理人。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。好物は麺類全般。

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