【おでんアレンジ】食べきれなかった「コンビニのおでん」を翌日おいしくリメイクする方法

コンビニおでんって、味付けとして完璧に近いのではないでしょうか。寒い時期にはたくさん買いすぎたりして、うっかり余らせてしまうこともありますよね。そんな時にぜひ試してほしい、コンビニおでんのアレンジレシピをご紹介します。

「おでんはコンビニで買う派」です

コンビニおでんの仕上がり具合って、表彰ものだと思いませんか? 正直、あの味を知ってしまうと自分で作ることに躊躇(ちゅうちょ)してしまうレベルでおいしいですよね。

 

ですが、調子に乗って買いすぎて、うっかり翌日まで余らせてしまう……なんてこともしばしば。そんな時にぜひ試してほしい、コンビニおでんのアレンジレシピ。

 

簡単においしくアレンジできるのは、コンビニおでんが"味の染みた食材"として大活躍してくれるから。驚くべきコンビニおでんのポテンシャルをリメイク技で体感してくださいませ。

 

おでんのこんにゃくを「雷こんにゃく」に転生させる

【材料】(1人前)

  • コンビニおでんのこんにゃく 2個
  • ごま油 適量
  • 鷹の爪 適量

 

【作り方】

1つめのおでんは「こんにゃく」です。

まずは、キッチンペーパーなどでこんにゃくの汁気を切り、適当なサイズにカットしていきます(以降のおでん具材もすべて汁気は切ってご使用ください)。

 

フライパンを中火にかけてごま油を熱し、こんにゃくを投入して炒めます。ここで焼き目をしっかりつけるのがポイントです。

 

炒めたこんにゃくに細かく刻んだ鷹の爪をふりかければ、できあがり。

簡単すぎやしないかって? いやいや、これこそおでん出汁染み染みの具材ならではの利点なのです。さて、おでんで作った雷こんにゃくのお味は……?

 

驚くほどに品のあるお味でした。おでん出汁の染みたこんにゃくがごま油の風味をまとい、さらに鷹の爪によるピリリとしたトッピングでさらにおいしさが加速。ご飯のお供にもお酒の肴(さかな)にもぴったりな逸品。常備菜として置いておきたいレベルです。

 

今回は温かいまま食しましたが、出汁の味が染み込んだこんにゃくは、冷えていてもじゅうぶん味わい深いのではないかと思います。

 

しらたきを「明太子パスタ風」に転生させる

【材料】(1人前)

  • コンビニおでんのしらたき 3束
  • 明太子 1本
  • オリーブオイル 適量
  • 小口ネギ 適量

 

【作り方】

2つめのおでんは「しらたき」です。

 

束をほどいたしらたきは、さながらパスタのようですね。

 

フライパンを中火にかけてオリーブオイルを熱し、しらたきを炒めます。

 

しらたきにオリーブオイルがなじんだら明太子を加え、箸で明太子をほぐしながらさらに炒めます。

 

お皿に盛り付けて小口ネギを散らせば、できあがり。作り方はほぼ明太子パスタと一緒。麺がしらたきに変わっただけですね。いわば超低カロリーな明太子パスタ(仮)なわけですが、果たしてお味は……?

 

これはイケます。

味付けが明太子だけなのでもっと淡泊なのかと思いきや、おでん出汁が最高の仕事をしています。それでいてしつこさはゼロなので、3束分のしらたきもスイスイ食べられちゃう。

なのに明太子パスタに比べて低カロリーゆえ、ダイエッターにも激推し。量的にも味的にも満足度は高いと思います。

ちなみに、炒める前にしらたきを短くカットして作ると、酒のアテとしてもチビチビ楽しめますよ。

 

おでんの大根を「大根ステーキ」に転生させる

【材料】(1人前)

  • コンビニおでんの大根 1個
  • バター 10g
  • 黒こしょう 適量
  • 粉チーズ 適量
  • ドライパセリ 適量

3つめのおでんは「大根」。大根は出汁染み染み具材の代表格。

これをどう調理するかというと……単純明快に、焼いちゃいます。

 

フライパンを中火にかけたらバターを入れて溶かし、大根を焦がさない程度に両面をこんがりと焼きます。時間にすると、片面2分半といったところでしょうか。

大根ステーキは生の大根でも作れます。しかし火が通るのに時間がかかるので、意外と面倒な一品でもある。でもおでんの大根であれば、かなりの時短が見込めちゃうんですよ。ブラボー。

 

焼けた大根を皿に盛り付けたら、粉チーズをのせます。その上からさらに黒こしょうとドライパセリをトッピングすれば、できあがり。ちょっぴりオシャレに着飾った大根ステーキ、果たしてその味は……?

 

まず口の中にジュワッとあふれ出てきたのは、大根の中に閉じ込められたおでん出汁。牛ステーキの肉汁のごとく、おでん出汁が口内を満たします。

さらに、バターの風味やトッピングした粉チーズと黒こしょうが加われば、口の中は完全にパラダイス。感動でナイフとフォークを持つ手が震えてしまいました。

しょうゆの味付けにして和風ステーキにしてみても良さそうです。いろいろとアレンジが利きやすいレシピかもしれません。

 

おでんの卵とちくわを「卵サラダ」に転生させる

【材料】(1人前)

  • コンビニおでんの卵 1個
  • コンビニおでんのちくわ 1本
  • マヨネーズ 大さじ1
  • 黒こしょう 適量
  • ドライパセリ 適量

 

【作り方】

続いては具を2つ使ってみるパターン。「卵」と「ちくわ」です。

どちらもおでん界の定番材料。最強タッグと言わざるを得ないでしょう。

 

卵とちくわをお皿に入れて、そこにマヨネーズを加えます。

 

スプーンで具材を大きめにつぶしながら、とにかく混ぜるべし、混ぜるべし。普通ならちくわは事前にカットするべきと思われるかもしれませんが、おでん出汁で煮込まれてやわらかくなっているので、スプーンでもさっくり切れます。

 

黒こしょうとドライパセリを散らせば、できあがり。超シンプル、超簡単な卵サラダです。こんなんで本当においしいのか疑問に感じるかもしれませんが、いざ実食。

 

見事なまでに大成功。想像していた味の100倍くらい完成度の高い味になりました。

おでん出汁をこれでもかと染み込ませた卵、さらに魚介のうま味が加わって、お口の中は卵サラダのフェスティバル状態。

 

これ単品でもじゅうぶん満足なんですけど、パンにはさんで卵サンドなんて作った日には幸せすぎて泣いてしまうかも。口福という言葉を実感した一品でした。

 

おでんの出汁を「豆乳おでん出汁スープ」に転生させる

【材料】(1人前)

  • おでん出汁 100ml
  • 鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1
  • 料理酒 大さじ2
  • 豆乳 大さじ1
  • 黒こしょう 適量

 

【作り方】

今回の〆として、具材を全部使って余ってしまったおでん出汁の使い道をば。

おでん出汁に鶏ガラスープの素と料理酒を入れて沸騰させ、仕上げに豆乳を加えます。

 

最後に黒こしょうを散らして、できあがり。言わずもがな、味は最高。

おでんのうま味が凝縮した出汁の威力が、鶏ガラスープの素や豆乳のコクが加わり、極上のスープが生み出されています。

 

これでもう、コンビニおでんを買いすぎたとしても悩む必要はありませんね。

むしろ、アレンジしたいがためにおでんを買うようになってしまう可能性も考えられます(笑)。

ぜひ皆さんもコンビニおでんリメイクで寒い冬を乗り越えてください。

 

書いた人:西たまお

西たまお

大学在学中より映像ディレクターを志し、映像制作会社で宣伝を務めた後に、広告代理店に社内ライターとして勤務。2016年より独立し、フリーに。主にWEBサイトで健康や食、お笑いに関するさまざまな記事を執筆中。

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