こんにちは! 元イタリアン料理人、現役主夫料理人パパイズムです。
長年イタリア料理に携わってきた経験を活かしたレシピ。今回は、秋の晩酌のお供におすすめの「しらすと青のりのゼッポリーニ」をご紹介します。
ゼッポリーニはイタリア・ナポリの郷土料理の1つ。ゆるめのピザ生地に青のりなど磯の香りたっぷりの海藻を混ぜ、表面はカリカリ、中はモチモチに揚げた、小ぶりの揚げパンのような塩味のおつまみです。
イタリアで青のりを使うなんて驚きですが、イタリアは日本と気候が似ていることもあり、味の好みや使用する食材に共通点が多いんです。
日本でもピッツェリアなどで前菜メニューとして見かけるこのゼッポリーニ。家でもできるだけ簡単に美味しく作れるよう考えた僕流のレシピでご紹介します。
パパイズムの「しらすと青のりのゼッポリーニ」
【材料】(2人分)
- 強力粉 100g
- ドライイースト 1g
- 砂糖 ひとつまみ
- 塩 2g+適量(仕上げ用)
- 水 100g
- オリーブオイル 小さじ1
- しらす 30g
- 青のり 1g+適量(仕上げ用)
- 揚げ油(オリーブオイルがおすすめ) 適量
作り方
1. 強力粉、ドライイースト、砂糖、塩2g、
水を容器に入れて、
粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
イーストは糖を栄養にして活動するので、砂糖を少し入れることで発酵を促します。
生地は混ぜすぎるとグルテンができすぎてかたくなってしまうので、粉っぽさがなくなる程度でかまいません。ダマがなくなるまで1分ほど混ぜてください。
2. 生地にオリーブオイル、青のり1g、
しらすを加えて混ぜ合わせます。
生地がなめらかになってきました。
3. 空気が入らないように容器にラップをかけ、室温(20℃~25℃くらい)で約1時間おいて発酵させます。
1時間ほどおくと、生地が1.5倍くらいに膨らみました。
4. フライパンに揚げ油を底から2cm程度の深さまで入れ、170~180℃まで温めたら、3の生地をスプーンですくって入れ、揚げます。
油に生地を少し落とし、沈んでからすぐ浮き上がるくらいが170~180℃の目安です。
カレースプーンなど大きめのスプーン2本を使って、写真のように生地をまとめて油に入れるのがおすすめです。
揚げ油はサラダ油でも美味しく揚がりますが、オリーブオイルを使うと油切れがよく、胃もたれもしにくくなります。直径20cmくらいの小さいフライパンを使うと油が節約できますよ。
5. 生地は写真のように丸く膨らんでくるので、時折ひっくり返しながら2~3分揚げます。全面がきつね色になればOK。
取り出して、バットや皿に網やキッチンペーパーに重ねた上にのせ、油を切ります。ゴルフボール大のゼッポリーニが20個ほど揚がりました。
1つ切ってみると、中はフワフワ! 美味しそうに揚がっています。
6. 揚がったゼッポリーニをボウルに入れ、仕上げ用の塩と青のりをまぶして完成です。
青のりは揚げると風味が飛びやすいので、仕上げにもふりかけて風味をプラスします。
外カリッ、中モチッ! 揚げたての香りも格別です
外はカリッと香ばしく、中はイーストの自然な発酵により風味もよくモッチリと揚がりました。とくに揚げたてのゼッポリー二の香りは格別! 小麦と青のりの香りが食欲をそそり、口に入れるとしらすの風味が広がります。
揚げたてのカリッ、モチッを味わったら、すかさずビール! やはり揚げ物にはビールが合いますね。ハイボールとの相性も最高です。
ドライイーストと強力粉は、パン生地が作れるのはもちろん、わが家ではこのゼッポリーニを作ったり、簡単なピザ生地を作ってピザパーティーを楽しんだりしています。どちらもスーパーマーケットで手に入るので、晩酌のお供にぜひチャレンジしてみてください。
作った人:パパイズム
3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。
- ブログ:パパイズムキッチン
- Instagram:料理夫 PAPAizm
- レシピブログ:パパイズムさんのmyレシピブック
企画協力:レシピブログ
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