香ばしい香りとコクで、酒の肴にもよし、白ご飯のおかずにもよし、まさに最強な「魚の西京焼き」。やっぱり焼き立てが一番、と味噌漬けの魚を買って焼いてみるものの西京味噌が焦げてしまったり、グリルの網にくっついてしまったりと、上手に焼くのは結構ホネなんです……。そこで今回は、西京漬けの魚を家で焼くときのコツをご紹介!
その西京焼き、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、今回は劇的においしくなる一味をプラス。味噌とチーズの相性が良さを活かした、とろ~りチーズソースをかけてみます。これが絶品!(あ、自分で焼かなくても、お総菜の西京焼きにかけてもおいしいですよ~)
魚屋三代目の「魚の西京漬けの焼き方と、とろ~りチーズソース」
【材料】2人前
- 魚の西京漬け 2切れ(今回は市販のさわら西京漬け)
- ピザ用チーズ(とろけるチーズ) 50g
- 日本酒 大さじ2
- 粉山椒、木の芽 お好みで
作り方
1. まずは切り身にぬってある西京味噌を、キッチンペーパーなどできれいに拭き取ります。
※味噌は焦げやすいのでしっかりと拭き取ります。切り身に味は染み込んでいるので問題ありません。
2. 味噌を拭き取ったら焼いてみましょう。【フライパンで焼く場合】は、魚焼き用ホイルシートがあると切り身がくっつかずにきれいに焼けます。火加減は「中弱火」。普通の切り身は中火ですが、西京漬けの場合は焦げやすいので中火より気持ち弱めの火加減で。
4分くらい焼いたら返して、さらに5分くらい焼いて仕上げます。
【魚焼きグリルの場合】は「弱火」でじっくりと、切り身の厚さにもよりますが8~9分くらい様子を見ながら焼き上げます。
※両面焼きグリルの場合です。
※フライパン、グリルともに魚の焼き方は、時間や火加減は異なりますが基本はこちらの「鮭の焼き方」と同じです。
【オーブントースター】でしたら、魚焼き用ホイルシート、もしくはクシャクシャに丸めたアルミホイルを、オーブントースターの網に広げ、
その上に切り身をのせて焼きます。アルミホイルをクシャクシャにすることによって切り身がくっつきにくくなります。「200℃くらい」を目安に8~10分、様子を見ながら焦げないように焼きます。
3. 今回は、西京焼きをさらにおいしくするソースもつくります。小鍋に日本酒を入れ、強火で沸騰させたら中火にし、
チーズを2~3回に分けて入れ溶かします。これを西京焼きにかけ、お好みで山椒をひとふり、木の芽など添えていただきます。
チーズと味噌の組み合わせって最強!
チーズと西京味噌の相性は抜群。同じ発酵食品同士、完璧なタッグを組んできます。今回は日本酒でチーズフォンデュのように溶いて、固まりにくくしました。そしてもう一つオススメなのが山椒、これがまた合う! 山椒は西京味噌ともチーズとも合うんです。ためしに、クリームチーズやカットしたチーズに山椒を少々ふって食べてみてください。お酒がすすむから~。
西京漬けは、鮭や銀ダラ、マナガツオなど種類はいろいろ。チーズソースをかけるなら白身魚がオススメかな~。ちなみにこのソース、魚以外だと鶏肉の西京漬けにもバッチリです。一味違った西京焼きをぜひ!