こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
プリプリの食感でうま味たっぷり! 牡蠣が美味しい季節になってまいりました。そこで今回は、手軽な生食用のむき牡蠣を使ったレシピ。強火でサッと炒めて、さらにぷっくりさせてちゃいますよ。
味付けは王道のにんにくバターじょうゆで。牡蠣にもバッチリと合って、おつまみにもご飯のおかずにも最高です。
亜鉛や鉄分などのミネラルや豊富なビタミン類、タウリンやグリコーゲンを多く摂れる牡蠣は栄養の宝庫。美味しく召し上がってくださいね。
なお、牡蠣は加熱用を生食すると食中毒を引き起こすなど危険です。今回はサッと炒めるだけですので「生食用」とあるものを購入してください。
魚屋三代目の「牡蠣のにんにくバターじょうゆ強火炒め」
【材料】2人前
- むき牡蠣(生食用) 10個
- さやいんげん 8本(50gくらい)
- サラダ油 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- バター 10g
- しょうゆ 大さじ1
- 日本酒 大さじ1
- すりおろしにんにく 小さじ1
作り方
1. 牡蠣は流水で洗い、
キッチンペーパーなどでおさえてしっかりと水気を取り除きます。
2. さやいんげんはヘタをとって水にくぐらせます。広げたラップの上に並べ、塩を振りかけて包み、
600wの電子レンジで1分加熱。
冷水にとって水気を切ったら、
半分に切ります。
3. フライパンを熱してサラダ油を入れたら、牡蠣を入れます。
強火で写真のように表面に焼き色が付くまで炒め、取り出します。
牡蠣は炒めすぎて身が縮まないよう、焼き色が付いたら身から出たうま味たっぷりの汁ごと取り出しておきます。
4. 3のフライパンにバター、にんにくを入れて中火にかけ、
しょうゆ、酒も加えてよく混ぜ合わせ、煮立ったら、
牡蠣を汁ごと戻し、
さやいんげんも入れ、
強火にしてサッと炒め合わせます。
強火で汁気を飛ばすような感じで仕上げると、しっかりとした味で美味しくなります。
牡蠣のうま味が引き立ちまくる!
バターじょうゆが絡んだ牡蠣は、強火でサッと炒めたのでぷっくり! にんにく香るコクうまのソースが、プリプリ感がアップした牡蠣のうま味を引き立ててくれます。先に強火で焼き色を付けたので香ばしさもあってウマすぎです。
さらに、お好みでレモンをしぼればさわやかな酸味が加わりますし、一味唐辛子や七味唐辛子をかければピリッと辛味が効いてこれまた美味しいです。
さやいんげんの食感と鮮やかな緑色もさらに食欲をかき立てますよ。電子レンジで火を通したニンニクの芽や小松菜、アスパラガスなどを合わせてもGoodです。旬の牡蠣でぜひお試しくださいね。
豆板醤や花椒、唐辛子でサッと炒めた「牡蠣のシビカラ炒め」もおすすめです!
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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