こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。
以前こちらでご紹介した、ざくざくした食感の大根おろしが味わえる「鬼おろし」。
その際は、無類の大根おろし好きの僕がおすすめするシンプルな丼を作りました。
さて、この鬼おろし、大根おろし以外には何に使えるのかということで、今回は包丁を使わずに鬼おろしひとつで作る「根菜キーマカレー」をご紹介します。にんじんの甘みとサクサクのレンコン、さらに大根は青臭さが飛ぶ程度に軽く煮て、しゃっきりした食感を生かしますよ。
カレーらしさに重要なトマト要素は、今回は市販のトマトソースを使います。これは根菜の食感が残るよう、加熱時間を短くするため。ホールトマトを使うと、この煮込み時間では酸味が残ってしまうんです。同じくカレーに重要な要素である玉ねぎは、鬼おろしではなかなかおろしにくいので、トマトソースに入った玉ねぎで補います。さらに、炒め油には食べるラー油を使い、揚げたニンニクや玉ねぎの香ばしさと辛味を補います。
今回のレシピメモはこんな感じ。
ツジメシの「鬼おろしで根菜たっぷりキーマカレー」
【材料】(2人分)
- 食べるラー油(市販品) 大さじ1
- おろしニンニク、おろししょうが 各小さじ1
- にんじん、レンコン、大根 各50g
- 鶏ひき肉 120g
- トマトソース(市販品) 100g
- カレー粉 大さじ1
- 一味唐辛子 適量
- 塩 適量
- こしょう 少々
- ご飯 適量
- 温泉卵 1個
作り方
1. にんじん、レンコン、大根はきれいに洗い、皮ごと鬼おろしでおろす。
2.鍋に食べるラー油、おろしニンニク、おろししょうがを入れて火にかけ、弱火で香りを出す。
3.にんじん、レンコン、鶏ひき肉、トマトソースを入れて火を強め、沸騰したら混ぜながら中火で5分加熱する。
4. 大根、カレー粉、辛いのが好きな方は一味唐辛子を加え、時々混ぜながらさらに3分加熱し、味をみて塩、こしょうで調整する。
食べるラー油とトマトソースに塩分があるため、塩は1~2つまみ程度でよいはずです。
5. 器にご飯、カレーを盛り、温泉卵をのせる。
温泉卵をレンジで手軽に作る方法はこちらです。
鬼おろしならではの食感が楽しい
しゃきしゃきサクサク、食感も楽しい鬼おろしならではの「根菜たっぷりキーマカレー」。 野菜は、この他にごぼうを使っても美味しいです。
写真では、例によって僕の好みでもち麦ごはん(米ともち麦を6:4くらいで炊いています)を使っています。根菜の食感にもち麦のプチプチ感も加わって楽しいです。もし手に入れば、仕上げに市販のフライドオニオンを散らすのもおすすめです。香ばしい香りとザクザク食感でぐっと美味しくなりますよ。
材料は2人分で書いています。1人暮らしでも、カレーは多めに作って残りを冷凍しておくといつでも食べられて安心ですね。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
- ブログ:ツジメシ。プロダクトデザイナー、ときどき料理人
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