こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。
今回は、里芋を使ったポテトサラダを2種類ご紹介します。どちらも人の集まるところで出して評判だったレシピです。
ポテトサラダというと普通はジャガイモですが、里芋のねっとり食感も美味しいです。味と食感のアクセントに、別の食材を組み合わせるのがポイント。今回は、いぶりがっこ(燻製たくあん)の香りと食感を合わせるものと、焼いた塩サバの塩気と旨味、刻んだレンコンを合わせるものの2種類を作ってみます。
今回のレシピメモはこちら。
ツジメシの「里芋といぶりがっこのポテトサラダ」
【材料】2~3人分
- 冷凍里芋 200g
- いぶりがっこ(たくあんでもOK、粗いみじん切り) 約大さじ1
- 紫玉ねぎ(普通の玉ねぎでもOK、小さく切る) 約大さじ2
- マヨネーズ 大さじ1
- 豆乳 大さじ3
- しょうゆ 2~3滴
- 塩 適量
作り方
1. いぶりがっこは写真くらいに粗いみじん切りに、紫玉ねぎは2mm厚さにスライスしてから長さを1~2cmに切る。
普通の玉ねぎを使う場合は、辛みをとるのに軽く塩もみしてから水洗いして水気を切っておく。
2. 冷凍里芋は耐熱容器に入れてラップをして、電子レンジ500wで約4分〜4分30秒、竹串がすっと通るまで加熱する。
3. ボウルに里芋を入れ、フォークで粗くくずし、マヨネーズ、豆乳を混ぜ合わせる。粗熱が取れたら紫玉ねぎとしょうゆを入れて軽く混ぜ、味を見て塩で調整する。
このいぶりがっこ入りのほうは、日本酒を飲む集まりのためのつまみに考えたものです。あっさりしつつも香りと食感にアクセントがあるので、お酒によく合います。いぶりがっこがなければ普通のたくあんでもできるので、家飲みのおともにぜひ作ってみてください。
ワインもいける「里芋と塩サバのポテトサラダ」
次は塩サバ入りです。レシピメモはこんな感じです。
【材料】2~3人分
- 冷凍里芋 200g
- レンコン(粗いみじん切り) 大さじ2~3
- 塩サバ(甘塩) 半身のさらに半分(70g)
- オリーブオイル 小さじ1
- にんにく 1かけ
- ローズマリー(あれば生、ドライでも) 1枝
- マヨネーズ 大さじ2
- 塩 適量
- 粗びき黒こしょう 適量
作り方
1. 洗いみじん切りにしたレンコンは、耐熱容器に入れてラップし電子レンジ500wで1分30秒加熱しておく。
2. 冷凍里芋は耐熱容器に入れラップをして電子レンジ500wで約4分〜4分30秒、竹串がすっと通るまで加熱する。
3. フライパンにオリーブオイルと包丁の背などででたたき潰したにんにく、ローズマリーを入れて中火で熱し、にんにくの香りが立ったら塩サバを入れて両面焼く。にんにくとローズマリーは焦げそうになったらサバの上にのせる。
4. サバが焼けたらボウルに移し、皮と骨を取り除く。一緒に焼いたにんにくは粗みじんに切って加える。そこに1のレンコン、2の里芋、マヨネーズ、粗びき黒こしょうを入れて、里芋をフォークで粗くくずしながら全体を混ぜ合わせる。味を見て塩で調整する。
5. ローズマリーの葉を散らし、粗びき黒こしょうをかける。
塩サバの入りのこちらは、サバの塩味が効いたしっかり味で、ビールでも白ワインでも、焼酎もいけますよ。
里芋は、今回は手軽に作れるよう皮がむいてある冷凍のものを利用しました。冷凍ものではないほうがやはり味はしっかりしているので、生の里芋でもぜひ作ってみてください。
生の里芋は洗って皮をむいたら、加熱は電子レンジで大丈夫です。様子を見ながら竹串がスッと通るまで加熱して、あとは冷凍里芋と同様に使います。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
- ブログ:ツジメシ。プロダクトデザイナー、ときどき料理人
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