こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。
「ツジメシの日常メシと週末メシ」シリーズ、今回は日常メシ。
年末の忙しいときに重宝する簡単レシピです。
埼玉の「肉汁うどん」風のうどんを、冷凍うどんを使って作ります。
うどんの温めにも、汁の調理にも電子レンジを使い、合計10分ほどで一食用意ができます。火を使わないので、コンロはおせちの用意で一杯、なんてときにも作れます。
ナンプラーを出汁代わりに使うことで、しっかり旨みのある汁が手軽にできますよ。
ナンプラーを買っても使い切れないという方のために、これまでメシ通で僕が紹介したナンプラーをタイ料理以外に使うレシピをこの記事の最後にリンクしておきます。
そちらも合わせてご覧ください。
工程はこんな感じ。
ツジメシの「レンジで肉汁うどん」
材料(1人分)
- しめじ 50g(約1/2パック)
- 長ネギ 10cm
- 豚コマ肉 80g
- ナンプラー 小さじ2
- しょうゆ 小さじ2
- みりん 小さじ2
- おろし生姜 小さじ1/2
- 水 200ml
- 冷凍うどん 1玉
- ごま 適量
- ラー油 適量
作り方
しめじは食べやすく小房にわけ、長ネギは厚さ7-8mmの斜め切りに、豚コマ肉は大きいものがあれば食べやすく切っておきます。
レンジ加熱できる器(今回は樹脂製の味噌汁サイズのおわんを使いました)に、しめじ、長ネギを入れ、その上に豚肉を広げて並べます。
さらにその上からナンプラー、しょうゆ、みりんをまわしかけ、おろし生姜を入れ、水を注ぎます。
ふんわりとラップをして、電子レンジ500wで2分加熱します。
※このとき、吹きこぼれ対策と加熱後取り出しやすいよう、器を小皿に乗せて加熱すると安心です。
2分経ったら一度レンジから取り出して肉を軽くほぐし、もう一度500wで2分加熱します。
2回加熱したあと、もしまだ豚肉に赤いところがあるようなら30秒〜1分追加で加熱してください。また、アクが出ていたら網じゃくしなどで取り除きます。
ごまを振り、ラー油を好みの量かけたらつけ汁は出来上がりです。
冷凍うどんはパッケージの表示通りレンジ加熱します。
流水で水洗いしてぬめりを取り、ザルに上げて水気を切り、器に盛ります。
今回はしめじを使いましたが、ほかのきのこ類や、キャベツや白菜などの野菜、油揚げを入れても美味しいです。お試しください。
ナンプラーはタイ料理以外にも使える!
ナンプラーって、ようは「魚出汁の塩水」。
加熱すると特有の癖は大半抜けるので、「旨み+塩味」の調味料として、手軽にいろいろ使えます。
ナンプラーと鶏肉の旨みの相乗効果で、鶏も汁も美味しくなります。
出汁がわりのナンプラー使いです。しっかり加熱すれば特有の臭みは残りません。
こちらはナンプラーの魚っぽさを活かして、サバ缶をアンチョビ風味にします。
フライパンひとつで作るパスタ「手抜きフィデウア」にもナンプラーを多用しています。このときは、ラム+菜の花+ブルーチーズ+ナンプラーという、好きな人にはたまらないやつです。
そのほか、丼ものや麺類の味付け、炒め物、おひたし類など、ちょっと旨みが欲しいときにナンプラーは重宝します。このへんはまたあらためて、まとめてご紹介できたらと思います。
作った人:ツジメシ
本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。
- ブログ:ツジメシ。プロダクトデザイナー、ときどき料理人
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