こんにちは、料理ブロガーの山本リコピンです。
茹でた卵を調味料に漬けておくだけでできて、おつまみから丼ものや麺類のトッピングまで幅広く使える味玉。手軽で美味しく、汎用性も高いのでわが家でもよく作ります。
本日はその味玉を花椒とラー油でシビ辛に、しかもできるだけすぐ食べられるように短い漬け込み時間で仕上げるレシピをご紹介します。買ったはいいもののなかなか出番のない花椒の消費にもおすすめですよ。
冷蔵庫にありがちな調味料を混ぜて卵を漬けるだけなので、今回は卵の殻をうまくむけるかどうかにかかっていると言っても言い過ぎではないかもしれません。
茹で卵の殻をきれいにむく方法はいろいろ紹介されていて、卵の状態などによっても変わってくると思いますが、個人的には「茹でたらすぐに冷やす」「殻に細かくひびを入れてからむく」の2点でだいたいうまくむけています。ここでは、私が実践している方法をご紹介しますね。
では早速レシピです。
山本リコピンの「シビ辛半熟味玉」
【材料】卵2個分
- 卵 2個
- 水(茹で用) 適量
- 付け合わせの野菜など(今回は水菜、糸唐辛子) お好みで
(A)
- めんつゆ(濃縮4倍タイプ) 大さじ2
- すりおろしにんにく 小さじ1/2~お好みの量
- 花椒(パウダー) 小さじ1/4
- ラー油 小さじ1
作り方
1. 鍋に卵がしっかりかぶる量の水(底から8cmくらいが目安)を入れて熱し、沸騰させる。
2. 冷蔵庫から出したばかりの卵をお玉などを使って静かに鍋に入れ、中火で6分30秒茹でる。
3. 卵を茹でている間に、ポリ袋を用意して(A)を入れ、空気を入れてしっかり口を閉じ、振るようにしてよく混ぜ合わせておく。
すりおろしにんにくはお好みでたっぷり入れてOK。写真のように容器にポリ袋を入れると倒れず調味料を入れやすいです。
4. 卵を6分30秒茹でたら湯を捨て、鍋のまますぐに流水をあてて粗熱がとれるまで冷やす。
火を止めたらすぐに冷やすと殻がむきやすくなります。
卵の茹で加減はお好みで。今回は黄身はとろり、白身もほんのりやわらかい半熟に仕上げました。
5. 卵の殻をむく。
私はまず卵の上下をコンコンと打ちつけてひびを入れ、そのほかの部分にも細かいひびをなるべくたくさん入れてからむきます。半熟はかた茹でよりもむきづらいので、小さなひびをたくさん入れると一気にむきやすいですよ。
6. 殻をむいた卵を3のポリ袋に入れる。空気が入らないようにして口を閉じ、冷蔵庫で1時間漬ける。
7. 1時間漬けたものがこちら。そのまま卵を漬けたたれと一緒に器に出しても、
半分に切ってたれをかけ、お好みの野菜などと一緒に盛り付けてもOK。
1時間漬けると白身には味が入りますが、さすがに黄身の中心まではしみ込みません。より濃厚な味わいを楽しむために、シビ辛の漬けだれをたっぷりかけるのがおすすめです。
シビ辛とにんにくの風味であと引く美味しさ!
1時間ちょっとでできた味玉は、甘めのめんつゆをベースに、とろりとした黄身のコクと甘み、花椒とラー油のシビ辛、にんにくの風味がたまらなくあと引く美味しさです。
花椒とラー油だけではうま味が足りないので、頼りになるのがめんつゆです。ただし、めんつゆの風味は和の要素が強いため、にんにくをガツンと効かせて中華風のエッセンスを加え、花椒と合うように全体をまとめました。
そのままお酒のおともにするのはもちろん、ご飯にのせて味玉丼にしたり、ラーメンにトッピングしたり食べ方はいろいろ。豚骨スープのラーメンにもよく合いましたよ。
美味しいシビ辛味玉が1時間漬けるだけでできますので、ぜひお試しください!
作った人:山本リコピン
料理ブロガー、フードコーディネーター。簡単&手軽に作れて見栄えのする料理レシピを公開しているブログ『日々のごはんとおやつのネタ帳』を運営。日々のごはんや、おつまみ、こどものごはん、おやつ、おもてなしなど、ジャンルも幅広く、雑誌や企業へのレシピ提供も行う。『山本リコピンのちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『ごはんがすすむ!!!山本リコピンのうちごはん』(ワニブックス)が発売中。
- ブログ:日々のごはんとおやつのネタ帳
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企画協力:レシピブログ
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