切田屋おすすめレポート（1）

なんだかんださん

男性・投稿日：2008/04/08

来店シーン：一人で

鹿角で、良い雰囲気の店でそばを楽しむ。

　大館から花輪を目指して行く。花輪の病院そばの交差点角にローソンがある。ここを左折。坂を登って角にマックスバリューがある。そこを右折すると商店街に入る。お店はその商店街の中程にあった。車は、隣が有料の駐車場なのでそこに駐める。１時間で100円なのでここを利用。

　車で通りをゆっくり走ると右手に粋な看板のお店がすぐ見つかる。看板はなかなか小粋なので思わず見とれるほどだ。

　車を駐めて、店に入ろうとすると右手でそばを打っている様子を見ることができる。着いたのは夕方であったが、丁度タイミング良くそばを打っている様子を見ることができた。手際が非常に良い。

　お店に入ると、女性が二人、ちょっと暇な時間に入ってきた珍客に様子を見ている感じだったが、店内は洗練されていて綺麗、それでも澄ました感じもない。良い感じだったのでそばのテーブルに座る。少しくらい感じがあってこれが安心感を与える。

　そばは、久しぶりにとろろを食べたかったので、とろろをお願いするところを十割でできないか聞いてみた。メニューをよく見ると15食限定と書いてあった。店の奥に行って聞いてくるとOKだと言う。はるばる来た甲斐があったという物だった。

　出てきたそばは、品があって、そば自身が非常に綺麗だ。笹が添えてあるせいかもしれない。ツユ、薬味のネギの切り方などを見ても気取りのない品格を感じる。

　十割そばだが意外と切れない。長さも丁度良い。ツユの付けずにそばだけを口入れて噛めばいい香りがする。

　ツユはかなり甘めの方だった。甘すぎるくらいだが、風味があってこれがそばによく合っている。とろろも良くつゆに合う。久しぶりに品のある、うまいそばを食べた。
　そば好きなら是非この店に言ってみるべきだろうと思いながら、帰り際に「季刊新そば」なる冊子を頂く。冊子を読むと、この店は新そば会の会員だった。うまいそば屋であることが納得できた。