らーめん愉悦処鏡花おすすめレポート

おすすめレポートについて

Ｋｏｕさん

40代前半/男性・投稿日：2013/05/12

ランチ | 来店シーン：一人で

立川最強に偽りなし

以前から行きたかった鏡花さんへ伺いました。
2013/05/03(金・祝）の15時過ぎでした。

駅から歩いて5分強くらいでしょうか？

薄暗くって、BARとか隠れ家風レストランを思わせる店内。
厨房は一段高くなっていて、なんて言うか舞台みたいな作りになっています。
麺茹でをしている方が店主の方なんですかね。

先客は2組3名、後客は1名だったかな？

券売機左上の「極醤油ラーメン」(950円)をオーダーです。
なんでも、ラーメンの原点に帰って、今までのラーメンをリビルドして作ったみたいなコンセプト。
その舞台みたいな厨房で行われる平ザルを使った湯切りも特色ありますね。
なんたらっていう名前が付いてるみたい。天空落としみたいだな（笑）

10分かからずでの提供です。
複数の地鶏を中心にした動物系。
豚素材は使っているらしいですけど、あまり感じません。
完全に脇役に徹している感じです。
魚介は、複数の節が中心だそうです。
鰹節だけだと、いかにも鰹でっせーって風味になるのですが、
なるほど、色んな節を合わせるとこういう風味になるんですね。
醤油ダレに使ってる醤油もかなりの高級品だそうな。
タレ自体は意外とシンプルな作りな気がします。（手間がかかる、かからないという意味ではなく）
醤油の風味とか旨味を出させるために、日本蕎麦のカエシみたいな感じじゃないかなぁ？と推測。どうかな？
表面に浮く油は鴨なんですって。すっかり鶏油かと思ってたよ。
鴨って、若干独特な匂いがあるイメージがあるんだけど、どういう作り方をしているのかな？
飲んでみると、多めに浮いている油が若干オイリーな印象なんですが、美味しいです。
節系と鶏、醤油のバランスが凄い良いなぁっていう印象なんですが、なんでも20種類以上の素材から出来たスープなんですって。
きっと、主張する素材、補助する素材をちゃんと見極めて作られてるのでしょうね。
いや、これはすげぇわ。「旨い」と思うラーメン屋さんはたくさんあるんだけど、「すげぇ」って思ったのは久しぶり。
美味しいですねー。

麺は中太の平打ストレートですね。加水率は若干高め。
三河屋製麺らしいです。
醤油を立たせているスープですので、このくらいの存在感がある麺と合ってると思います。
加水率高めなのに、小麦の風味もちゃんとして良い麺ですねぇ。
一時期は大勝軒ばりの太麺がスキだったんですが、最近はこのくらいがちょうどよくて好きなんです。
ボク好みにドンピシャ^^

具はシンプルですが、一品一品力作ですね。
チャーシューは低温調理ってどこかの口コミで見かけましたが、それほどレアな仕上がりではないです。
が、肩ロースの部分かな？肉っぽさを残しつつ、スープに合った味付けです。
メンマは結構太いタイプです。
歯ごたえは残しつつ、かと言って筋が歯に挟まることもない。どんな魔法使ったんでしょう？（笑）
煮玉子は黄身がゼリー状になっている火の通し方。
ちょっと驚いたのが、黄身までしっかり温かいこと。
スープに浸しているだけだと、ここまで温かくならないんじゃないのかなぁ？
提供前に軽く温めてくれてるのでしょうか？

薬味は三つ葉。ネギは使わないんですね。

ここ最近食べたラーメンの中ではぶっちぎりで旨かったです。
再訪どころが通いたいくらいなんですけど・・・片道電車で2時間近く(/_;)
お近くに住んでる方が羨ましいです。