せたが屋・ひるがお・駒沢店

せたが屋・ひるがお・駒沢店 おすすめレポート

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のん兵衛さん

男性・投稿日：2011/01/30

ディナー | 来店シーン：一人で

不人気店が人気店になるのを目撃した。

駒澤大学駅から環七づたいにおよそ15分。決して良いとはいえぬ立地。

「よさこいラーメン」

10年ほど前、オープン間もないそのお店に足を運びました。
麺はタリアテッレのような平打ち麺。
魚介系のありふれたスープ。
店主には申し訳ないですが、もう二度と来ることはないだろうなあ・・・
そんな印象でした。
それから数ヶ月も経たぬうちにそのお店はつぶれてしまいました。
「まあ、そうなるよな・・・。」
ひとごとで恐縮ですがそんな風に思っていました。

そしてまた数ヵ月後。
「せたが屋」として、リニューアルオープンしたお店をみて、
「いやいや、名前変えたからって、変んないっしょ。」
と、やはりもう一度行ってみようとはまったく思いませんでした。
しかし、日に日に行列ができるのを見て、
「あらら？味変ったのかな？」と興味が沸き、
ついつい足を運んでしまいました。
変らぬ内装、変らぬ店主。
出てきたラーメンは麺が平打ちではなくなったくらいで、
見た目は以前とさほど変りません。
おそるおそるスープを飲んでみてビックリ！
以前とは深みがまるで違う！
そして一番驚いたのは、麺の「つるみ」！
麺を語る上では、コシのよしあしや、麺の固さ、麺の味などがあげられると思いますが、麺を吸ったときの、口から喉元に入っていく感じが、なんとも心地よい！なんと表現していいかわからないので、僕は「つるみ」と呼んでいますが、あまり経験したことの無い食感で今でも大好きです。

しかし、今でこそ店主はちょっとした有名人ですが、不人気店（まずいラーメン）から人気店（うまいラーメン）に転換させた努力と勇気に、いちラーメンファンとしては脱帽せずにはいられません。
世田谷にせたが屋あり！といっても過言ではないと思います。

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