常盤木 ご当地グルメガイドの口コミ
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第二次世界大戦中の横浜で、闇市を規制するために制定されてた市民酒場。その時代から今も続く【常盤木】に訪問しました。 予約必須の人気。店内は狭い上にカツカツに予約を入れないので、ふぐがある冬場は予約自体が難しいお店。『本日予約客のみの』札が店頭に下げらることも珍しくない。 お店の看板メニューは《ふぐ鍋》。冬限定の季節品。ふぐは予約対応のみで、お席を予約する際に一緒に注文します。他にもお料理を食べるならば2人で1人前が丁度良いかと思います。 鍋は終盤のお楽しみにとっておき、先ずは居酒屋メニューを注文。 ふぐに並ぶ人気メニュー、《チャーシュー》と《穴子天》。穴子は巨大サイズにも関わらずお手頃プライス。 チャーシューは細切りにした物と輪切りの葱のラー油で和え。昔懐かしの赤いチャーシューを使用。ピリ辛で酒が進みます。 揚げ物から《コーン天》,《ニラ天》,《ちくわポテサラフライ》を注文。シンプルながらオリジナルティに溢れどれも美味い。 《モツ煮》は白味噌仕立てで優しい味わい。 《自家製シュウマイ》、《ポテサラ》、《コハダ》全て大当たり。メインのふぐ鍋が来る前に大満足。 そして真打、《ふぐ鍋》の登場です。土鍋の中には沢山のお野菜。野菜は鍋の淵の遥か上までこんもりと盛られ、その上に整然と並ぶふぐが美しい。お鍋の方に味付けなく、火が通りしんなりとした野菜がフグの旨味を吸い込みます。 取り皿には予めポン酢,大根おろし,刻み葱,一味,橙がセット。橙は鏡餅に飾る鑑賞用だと思ってましたが、食べられるのですね。 酸味が強いさっぱりと爽やかな味わいで、ふぐ鍋と相性抜群。 〆は雑炊。溶き玉子のみで味付けはないシンプルなスタイル。フグの上品は出汁吸った雑炊は極上です。 料理のみならず、おやっさんの人柄やお店の雰囲気まで最高の酒場。