神田磯野おすすめレポート

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Ｋｏｕさん

40代前半/男性・投稿日：2013/02/10

味を大切にする姿勢に感銘

ずぅっと宿題店になっていた神田磯野さん。やっとのことで行けました。
日付は2013/02/08(金)、時間は11:30を回ったところです。

早速お店に入ったら既に３組５名だったかな？お客さんが。

券売機で一瞬迷います。醤油？塩？
ここは贅沢に「磯野らーめん」（全部のせ）1250円^^

お店は店主の方かな？お一人で回しています。
狭い厨房を取り囲む様に、「Ｌ」字に７席かな？

待ってる間もひっきりなしにお客さんが入ってきます。
凄い集客力です。

さて、前客の３杯が提供されてボクの分（と、他２名）です。
あれ？ワンタン包みだしたぞ。

オーダー入ってから包むんですね。
オペレーションの簡素化よりも味を求めてのことかしらん？
だったら凄いですね。

オペレーションがちょっと変わっていました。
大きい寸胴に準備されてるダシを小さい寸胴に移してそれを温めて・・・ってのは割りと見かける手法なんですが、丼に始めカエシを入れ、小さい寸胴の上澄み（脂）を入れて、それからスープを入れます。
スープを入れる際は、上澄みを多分お玉で弾いてダシの部分だけを入れるようにしてるんでしょうね。

てことで。
割りと早めの提供でした（作り始めてから）

まず、スープ。
鴨と名古屋コーチンを中心とした動物系に、厳選した魚介を使った無化調ってのがウリみたい。
飲むと鶏の旨味が凄いですね。
鰹、鯖を使った（ってネットに書いてあった）っていう魚介は余り目立たないかも？下支え的な役割かな？
一口目はちょっと物足りなさを感じましたが、旨さが分かってくるとカナリ美味しいスープじゃないでしょうか？

麺は加水率が低い中細麺ですね。ゆるやか～にウェーブかかってます。
パツンっていう歯ごたえの麺を噛むと小麦が感じられます。
コレ、良いですねぇ。

チャーシューは、「磯野らーめん」だと２種類入るみたい。
一つが多分他のラーメンでも入ってるバラロールタイプ。
柔らかく煮られてて、余分な脂も落ちてますね。
箸で持つと崩れちゃうくらいです。パサつきも無くて中々優等生な煮豚。
もう１つが多分もも肉ですかね。バラと違って歯ごたえがあるタイプ。
当然っちゃ当然なんだけど、赤身の旨さですね。

ラーメンで一番目を引くのは岩のりですかね。
乾燥している岩のりです。ボクはスープに溶かしながら食べましたが正しい食べ方なんでしょうか？（笑）
鶏中心のスープなので、（※↑に書いてある通り、魚介は余り目立たない）この海苔が溶けると鶏＋魚介スープになって楽しめます。
一部賛否あるようですが、ボクは「是」です。好きですよ。これ。

味玉はコーチンなんですって。
黄身がゼリー状のボク的にどストライクな味玉です。
白身が薄味の割に黄身にはしっかり味が付いています。
コーチンだから・・・ってわけじゃないよなぁ。たぶん。
注射器とか使って味付けしたんでしょうか？
しっかり味がついて美味しいです。

短めに短冊切りされたメンマは柔らか目の仕上げ。
味もしっかり乗っていますね。
あー、メンマ増ししたかったなぁ。

そしてワンタン。
メニューに海鮮ワンタンってのがあるので、多分それだと思います。
けど、「海鮮」っていう冠名がついているほど海鮮じゃないように感じました。
肉と魚介がミックスされた、ちょうど中間くらい？のワンタンです。
味付けもしっかりされていて、スープの中に入っててもちゃんと主張します。

このラーメン、総合力が高いですね。
なんて言うか、加点と減点の差が余りなくって、全体的に高レベルなラーメンじゃないでしょうか？