最近ハマってるんですよ、生もずくとトマトのスープ。
さっぱりしててツルッと入る。冷房にやられたときなんておすすめですよ。和・洋・中のメイン、どれにも不思議に合うんです。
と、いうようなことをツイートしたら、予想外に反響があってビックリ。
生もずくとトマトスープ、おいしくてリピート。ダシ要らんわ。ざく切りトマトを水で煮て、酒、ナンプラー少々、みりんもちょい、コショウ、生もずく入れてひと煮立ちで完成。お通じイマイチな人にもおすすめしたい。ラー油入れてもうまいよー pic.twitter.com/r0OVWa5Exu
— 白央篤司 (@hakuo416) June 16, 2018
もずくってファン多いのかな? 三杯酢で食べることが多いけど、スープにしてもうまいっすよ。たくさん食べられます。
これ、実に簡単。レシピつけておきますね。
「生もずくとトマトのスープ」のレシピ
材料(4人前)
- 水 600ml
- 生もずく 150g
- トマト 2個
- ナンプラー 大さじ1
- 酒、みりん 各大さじ1
- コショウ 少々
①トマトはざくざく4つ切り程度にして、水といっしょに鍋に入れて、火にかけます。
②沸いたら、酒、ナンプラー、みりんを入れて、フツフツやさしく泡立つ程度の中火で5分ほど煮ます。
これ、やらなくてもいいんですが、煮てる間にトマトの皮取っておくと、あとで食べやすいですよ。
皮、気にならない人は食べちゃってもOK。これもまた食物繊維。
③もずく入れて、箸で2~3回かき回して、完成です!
うつわに盛ったらコショウひいてください。慣れると10分ちょいで出来ますよ。
【ポイント】
- トマトは熟しきったものを使ってください
- もずくを入れたら長く煮ない
トマト、熟してないとうま味が出ません。ホールトマトでもいいかというと、これはやっぱりフレッシュでやってほしいところ。
もずくに関して
使用しているのは沖縄産のもずくです。
石川県産の能登もずく(または絹もずく、なんてネーミングも)、というのもあるんですが、
- 沖縄産→太くて食感しっかり
- 能登産→細くて繊細な食感
という違いがあって、このスープには沖縄産のほうが向いてると思います。
あ、くれぐれも三杯酢とか黒酢入りのカップのものは使わないでくださいね。味が全然違っちゃいます。
それから生もずく、「そのまま料理に使える」ものもあれば、「30秒ほど流水で洗ってから使用して」なんて書いてあるものも。
パッケージに書いてあるとおり、使用してくださいね。
もずくが入手できない場合でも大丈夫
できあがったら、大葉とかエゴマの葉を刻んで入れるとまたうまいんですよ。清涼感がアップ。
それからですね、「生もずく、手に入らない!」というかたは青菜類でやってもおいしいですよ。特におすすめなのが、
ツルムラサキ。
ナンプラーとトマトのだしに、この個性の強い青菜が合うんだ……。
モロヘイヤでやってもうまかったですよー!
ツルムラサキ、モロヘイヤともにトマトと一緒に5分ほど煮てください。
もっと一般的なところだと、三つ葉も合います。どっさり入れちゃってください。
トマトとナンプラーのスープを先に作っておいて冷やし、おそばにするのがまたうまいんです。この場合、塩気をもっと足したほうがいいので、味見をして適宜ナンプラー、および塩を入れてください。
もずく、食物繊維もたっぷりです! ぜひぜひ試してみてください。
企画・文・撮影:白央篤司(はくおう あつし)
「暮らしと食」、郷土料理やローカルフードがメインテーマのフードライター。CREA WEB、Hot Pepper、サイゾーウーマン、hitotemaなどで連載中。主な著書に『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』『自炊力』『たまごかけご飯だって、立派な自炊です。』など。家では炊事全般と土日の洗濯、猫2匹の世話を担当。