こんにちは~筋肉料理人です!
今日は低カロリーで高タンパク、バルク飯メニューでもおなじみの「鶏むね肉」を、和食の高級食材・鴨ロース風に柔らかジューシーに、おいしく料理する方法を紹介させていただきます。鴨ロースは、家庭で手軽に調理するにはお値段も手間もちょっとハードルの高い食材ですので、鶏のむね肉で代用。簡単に、ヘルシーに、おいしく料理します!
鶏むね肉といえば炊飯器の保温機能を利用した手軽な「低温調理」も知られるようになりました。今回は、炊飯器に入れる前にもうひと工程プラスして、むね肉に香ばしい風味を加えます!
筋肉料理人の「鶏むね肉の鴨ロース風」
【材料】2~3人分人分
- 鶏むね肉 1枚(300g前後のもの)
- 長ねぎ 10cm
- みょうが 2個
- 大葉 3~4枚
- だし昆布 3×5cm
- 塩 小さじ1/4
- 片栗粉 小さじ1/2
- わさび、からし、サラダ油 適宜
(A)
- しょう油、日本酒 大さじ2
- はちみつ 大さじ1
作り方
1. 鶏むね肉は全体をフォークで刺して穴だらけにします。穴を開たら塩を全体にふりかけます。
※鴨肉の場合は皮に細かい切れ目を入れて脂が出やすいようにしますが、鶏むね肉の場合は脂が少ないので、穴を開けるだけでいいです。
2. フライパンに少量のサラダ油を入れて中火にかけ、熱くなったら鶏むね肉の皮を下にして入れます。皮に軽く焼き目がつくまで焼き、焼き目がついたら返し、身の方は色が変わったら取り出します。
※皮を焼いてから保温調理することで、香ばしい風味が出ます。
3. ポリ袋に焼き目をつけた鶏むね肉、昆布と(A)を入れたら、
中の空気を抜いて口を閉じます。
※必ず保存袋などのポリ袋を使って下さい。ビニール袋は湯煎に向きません。
4. 炊飯器に熱湯を入れ、
鶏むね肉を入れたポリ袋をつけ、
炊飯器の「保温」で60~90分保温調理します。
保温調理が終わったら取り出します。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、一度、完全に冷まします。
※熱湯を入れた炊飯器の保温機能を使うことで、鶏むね肉を入れた直後は90℃以上、それ以後は徐々に温度が下がり、70~75℃に保たれます。この温度に保つことで鶏むね肉の水分が抜けすぎず、柔らかく仕上がります。
※今回は5合炊きの炊飯器に鶏むね肉を2枚入れています。
※保温調理は鍋でも可能です。鍋で作る場合はこちらを参考に!
5. 長ねぎは5cm位にぶつ切りし、縦方向に切り開いたら細く切ります。これをザルに入れ、水につけて手でもんで白髪ねぎにします。みょうがは千切りにします。
6. むね肉は冷めたら冷蔵庫から取り出して袋から出します。袋に残った煮こごりはボウルに入れます。煮こごりに片栗粉を混ぜ、
電子レンジにかけて沸騰したらスプーンで混ぜます。これで煮こごりがとろみのついたソースになります。鶏むね肉を薄目に切って皿に盛り、大葉、水気を絞った白髪ねぎ、みょうがも盛ります。わさびとカラシを添え、とろみソースをお好みでかけていただきます。
こんなにも柔らかく仕上がるのは……
鶏むね肉の鴨ロース風の完成です! 食べるとわかりますが、驚くほど柔らかでジューシーです。こんなにも柔らかく仕上がるのは、
- 調味料に、はちみつと日本酒が入っているから(肉を柔らかくする効果があります)
- 炊飯器の保温機能を使い、低めの温度で長時間加熱したから
です。
柔らかな鶏むね肉の鴨ロースに白髪ねぎとみょうがをのせ、わさび、もしくはカラシをつけて食べるとお酒がすすみます! 腹いっぱい食べても低カロリーなので安心です。
こちらは鶏むね肉の鴨ロース風で「サラダそば」。そば1人分をゆでて冷ましてから皿盛し、鶏むね肉の鴨ロースの薄切り、きゅうりの千切り、ミニトマトを添え、煮こごりにとろみをつけたソースに酢を少量加えたものをかけていただきます。薬味はみょうがとわさび、からしです。食事としても、酒のつまみとしてもいけますよ。
ビールがますますおいしくなる、これからの季節にもぴったりの鶏むね肉レシピです!